10年に一度の、最強クラスの寒波が到来。気象庁が「不要不急の外出」を控えるよう注意喚起を行うなど、最大限の警戒を呼びかけていますが、警戒が必要なのは雪や凍結だけではありません。

それが、急激な温度差が引き起こす「結露」。実は、スマートフォンにもその影響が出るかもしれないというのです。

“スマホ結露” 防水スマホも要注意 

SNSには「寒暖差でスマホが結露しまくり」「朝起きて気温マイナスだとスマホが結露してエラーが出る」という投稿告が相次いでいます。
冬に窓ガラスなどに水滴がつく「結露」という現象。急激な温度変化により、空気中に含まれる水分が水滴として付着することによって起こるのですが…、実は、スマホも「結露」してしまうことがあるというのです。

ITジャーナリストの三上洋氏によると…

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ITジャーナリスト 三上洋 氏:
最悪の場合は、内部の回路がショートして故障するということも考えられます。スマホの大敵なんですね。
寒いところから暖かい室内に入ったときに起こる。スマホの内部でも起きる可能性がありますので、防水スマホであっても結露の危険性はあるのです。

結露対策は「温度差になじませてから使うことが重要」

では、スマホの結露を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

ITジャーナリスト 三上洋 氏:
対策としては、急激な温度変化を避けるということになります。
スマートフォンが結露しないように、ポケットやカバンの中に入れて温度になじませてから使うという心がけが必要です。また、湿度の高いところではスマホの使用や放置はしないほうがいいと思います。

結露の原因はとにかく温度差。寒い外にいる時も、スマホを冷やしすぎないことが大切だということです。

それでも結露してしまった場合は、どうすればいいのでしょうか。
三上氏によると、電源を落とし、乾燥剤と一緒にスマートフォンを袋に入れて密閉し、1~2時間放置するといいとのこと。
ドライヤーなどで強制的に乾かしてしまうと故障の恐れがあるので、時間はかかっても、自然乾燥を待つしかないそうです。

(めざまし8 1月24日放送)