19日朝、トルコ西部で、見慣れない形の雲が姿を現した。

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走る車から撮影された映像の、道の向こうに見える山と比べると、その巨大さが分かる。

赤黒い輪が2つ重なり、まるで生き物が口を開けているようにも見える。

この雲は、約1時間出現。数千人がこの光景を目撃した。

前日には別地域で燃えるような空…不思議な現象が起こる理由

しかも前日の夕方には、別の地域の空が、夕焼けで赤く燃えるように染まっていた。

この映像はSNSに拡散され、地震の前触れではないかという声もあがっていた。
しかし専門家によると、この夕焼けは、空気中に水蒸気などが多く混ざって起きる現象だという。

一方、ネット上で「UFOに似ている」と話題になった冒頭の雲は、「レンズ雲」と呼ばれる雲の一種だ。

「レンズ雲」は、上空に強い風が吹いた時に見られる
「レンズ雲」は、上空に強い風が吹いた時に見られる

湿った空気が山にぶつかって持ち上げられたところに、平らに雲ができる現象で、上空に強い風が吹いた時に見られる。

とはいえ、現地の市長がSNSに「心配しないでください」と投稿する騒ぎとなった。

(「イット!」1月23日放送より)