国連の安全保障理事会は12日、「法の支配」をテーマに討論会を開き、今月の議長国を務める日本の林外務大臣がロシアや中国を念頭に、国際秩序の強化を各国に呼びかけました。

林外務大臣:
国家間の法の支配は、普遍的な考えです。それは、陣営を選ぶことではありません。対立する陣営の中間をとるということでもありません

公開討論は、今月安保理の議長国を務める日本が主催したもので、この中で、林外務大臣は「法の支配は、どの国に対しても力によって国境を書き換えることを決して許さない」と主張し、侵略の直接的、間接的な支援を控えるよう各国に訴えました。
また、機能不全が指摘される安保理の改革にも言及し、現在の国際社会の状況を反映させるよう、理事国の議席を拡大する必要性を強調しました。