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大晦日の午後1時ごろ、名古屋城近くの川で、見慣れない風景が撮影された。動画には、水面に大量の白い斑点と、黒い影が映っている。その正体は、魚の大群だ。

愛知と三重の川で…ボラが大量発生

撮影した人は「川幅いっぱいに密集して、上下にもたくさんいるくらいで。100m以上は多分(いた)。よく散歩するけど初めてでした」と驚く。

一方、同様の出来事が三重県・伊勢市の川でも起こっていた。

12月28日午前9時頃に撮影された動画には、大量の魚が映っている。
撮影した人によると、12月28日から1月4日までの1週間、ずっとこの状態が続いたという。

専門家によると、魚の正体はボラ。なぜ、各地で大量発生したのだろうか。

碧南海浜水族館 生田春幸さん:
ボラ自体はそもそも群れで活動する種類なので、群れになっていること自体は珍しくはないが、暖かい所の方へ入ってきたのかなというのが1つと、あとはエサを求めて入り込んだかというのも1つ。

伊勢湾にいたボラが、暖かさやエサを求めて移動?
伊勢湾にいたボラが、暖かさやエサを求めて移動?
移動した後、同じタイミングで目撃されたのだろうか?
移動した後、同じタイミングで目撃されたのだろうか?

専門家によると、今回は、三重から愛知にまたがる伊勢湾にいたボラが移動し、同じタイミングで目撃されたのではないかということだ。

(「イット!」2023年1月5日放送より)

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