極寒体験ができる氷のコンビニエンスストアが北海道に登場した。

最低気温マイナス30℃。国内有数のスキーリゾート占冠町の星野リゾートトマムに登場した「世界一寒いコンビニ」。商品棚も店の壁も全てが氷だ。    

江上大悟郎アナウンサー:
あ~!手が冷たい!手が冷たい!がんばれ僕の手!

開店したのは、北海道民にはおなじみのコンビニエンスストア「セイコーマート」。

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江上大悟郎アナウンサー:
すごい!透き通った氷の壁を抜けると、皆さんおなじみの商品がずらっと氷の棚に陳列されています!

壁や商品棚は氷のブロックで作られている。名付けて「氷のセイコーマート」。

パウダースノーを求めて世界中から観光客が訪れる北海道最大級のウインターリゾート、星野リゾートトマム。東京ドーム214個分の敷地にはホテルやプールが設けられている。

20を数えるレストランのひとつ、「オットセッテ トマム」では季節の道産食材を活かしたコース料理も味わえる。

江上大悟郎アナウンサー:
お!あれ!コタツじゃないですか

スキー靴などを履いたまま、ゲレンデのそばで寛げる「こたつラウンジ」。屋外に設置されたこたつで温まりながら、北海道のクラフトビールやおでんを味わえる。

そして、冬の目玉は毎年開催のアイスヴィレッジ。氷の中で一夜を過ごすアイスホテルやスイーツがある。

そのアイスヴィレッジに今年から登場したのが「氷のセイコーマート」なのだ。

アイスヴィレッジ・高橋あすかさん:
氷の世界ですのでセイコーマート名物の"ホットシェフ"にちなんで"アイスシェフ"を設置してあります

そのアイスシェフ、最低気温が氷点下30℃近くにもなるトマムならではの体験ができるという。

アイスヴィレッジ・高橋あすかさん:
氷の器にヨーグルトを入れてかき混ぜると外気温と器の冷たさで段々とフローズン状になります

江上大悟郎アナウンサー:
凍ってる!凍ってる!

氷の店内で作るフローズンヨーグルトは、メロンゼリーやカットフルーツなどのトッピングで自分好みの味付けにできる。

江上大悟郎アナウンサー:
美味しい!ヨーグルトのほのかな甘みと酸味。メロンゼリーの食感がうまくあっています!

さらに!

アイスヴィレッジ・高橋あすかさん:
こちらの大福は氷の世界になると違う食感を楽しめます

いつもはレジ横に置いてある大福だが…氷の棚に並べておくと不思議な変化が生じるという。

江上大悟郎アナウンサー:
うん!噛み進んでいくと 奥の方がアイスのように冷たい。それが口の中で溶けていくともっちりした食感に戻って行く

氷の世界ならではの新触感。それにしても、なぜ極寒のリゾートにコンビニを?

星野リゾート トマム・渡辺 総支配人:
道民の方々に身近に感じてもらいより多くの人にリゾートを利用してもらいたい

セイコーマート・三浦公裕 次長:
観光業界が厳しい中で地元の企業として北海道の観光業を支える為にできるだけのことをしたいということでチャレンジした

最低気温が氷点下30℃に達するトマムだからこそ楽しめる星野リゾートトマムの「アイスヴィレッジ」は、2023年3月14日まで行われる予定だ。

1月20日からは「氷の教会」や、氷のベッドで一夜を過ごせる「氷のホテル」もオープンする予定で、さらなる楽しみが増えそうだ。