行方が分からなくなっていた男の子を発見し、無事保護した新聞配達員の男性に感謝状が贈られた。

千葉県警習志野署から感謝状が贈られたのは読売新聞の配達員・川島聡さん(39)。

川島さんは、先月22日の早朝、千葉県習志野市内で自宅を出た後、行方不明になっていた9歳の男の子を発見し、無事保護したという。

新聞配達員の川島聡さん(39)に、感謝状が贈られた(12日 習志野署)
新聞配達員の川島聡さん(39)に、感謝状が贈られた(12日 習志野署)
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川島さんは、たまたま捜索中の警察官と出くわし、男の子の特徴などを聞いていたという
川島さんは、たまたま捜索中の警察官と出くわし、男の子の特徴などを聞いていたという

男の子は前の日の夜、親に怒られて習志野市内の自宅を飛び出し、親族宅に向かったという。しかし家の中には入れず。結局、男の子はそのまま野宿をしたそうだ。

心配した家族が習志野署に届け出て、警察官が捜索に乗り出すも、男の子を見つけることはできなかった。捜索活動には警察犬も投入されていたとのこと。

川島さんは新聞を配達している際、たまたま捜索中の警察官と出くわし、男の子の特徴などを聞いていたという。そして、午前4時半すぎに薄着で歩いていた男の子を見つけて保護したとのこと。男の子はケガもなく、無事に家族のもとに戻った。

取材に対して川島さんは「せっかく、こういう仕事をしているので・・・」と当時の心境を、謙虚に語った。
取材に対して川島さんは「せっかく、こういう仕事をしているので・・・」と当時の心境を、謙虚に語った。

感謝状を受け取った川島さんは、取材に対して「せっかく、こういう配達の仕事をしているので、ちょっとでもおかしいと思うことがあったら通報しようと思っていました」と謙虚に、当時の心境を語った。

社会部
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今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
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