「これ以上は危にゃい!」
赤ちゃんの危険を察知したのか、そっと動きを止めようとする猫の動画がTwitterに投稿され、その姿に称賛するコメントが寄せられている。
投稿されたのは9秒の動画で、テーブルの上にいる猫に近寄っていく赤ちゃんの姿が映っている。

さらに近づいてきた瞬間、猫が赤ちゃんの頭にピタっと左前脚を置き、動きを止めたのだ。確かに赤ちゃんがそのままの勢いで進むとテーブルにぶつかりそうにも思えた。

止められた赤ちゃんは、前に進みたかったのか頭や体を揺らしている。その様子は可愛らしく、動画からは「ふっ」と笑い声も聞こえた。

投稿したのは、飼い主で母親のロイ(Roy)くん@ラグドールさん(@roy201108)で、猫はラグドールのロイくん(オス・2歳)。ロイくんに制止された赤ちゃんは、2月に生まれた息子のいーちゃん(9カ月)だ。
ちなみにこのロイくん、いーちゃんが生まれる前の今年1月、「大ジャンプする姿が雲のようだ」と話題になり、編集部でも紹介している。
(参考記事:空とぶモフモフ!? 猫の大ジャンプの瞬間が“雲”みたい…いつも跳んでいる?他の写真も見せてもらった)

この優しい行動に、Twitterユーザーからは「子供を見守る猫、素晴らしい」「立派なベビーシッターさん」「これはかっちょ良いですね」というコメントが寄せられ、動画再生回数44万回以上、3万2000いいねが付いている(12月1日時点)。
自分に近づいてほしくなくて止めていた
赤ちゃんが進むのを止めたロイくんだが、本当に危ないとわかっていたのだろうか?また、ロイくんと息子さんの普段の様子も気になる。
ロイ(Roy)くん@ラグドールさんに話を聞いた。
ーー投稿はどういう状況だった?
息子がおもちゃを見つけて高速ずりばいで近づいてくるところでした!

ーー本当に止めていたの?
止めていたのは間違いないと思います!息子をニャルソックするのが日常になっています。ニャルソックは、寝る・食べる・遊ぶ・一人でいたいとき以外はずーっとしています!
ーーどうして止めたと思う?
実際は自分に近づいてほしくなくて行った行動かと思っています!自分に近づいてほしくない!が結果的に「危ない」と止めてくれた形になったと思います!
息子がなでることができないので、毛を引っ張ってしまったり、喜び過ぎて大声でロイ君に語り掛けたり、近づきすぎてのしかかっている状態の時など、身の危険を感じるとこれ以上近づいてほしくないとなります!
息子が食事や他のおもちゃに夢中で気づいていないときは、わざと近づいたりしてきます!仲はいいけれどいい距離感は保ってほしいのかと思います。

ーー初めて見た時、どう思った?
パパの声が漏れていますがまさかの行動に笑ってしまいました!
後ろからついて行って見守ってくれる
ーー息子さんとロイくんは仲はいい?
とっても仲良しです!大半の時間は息子の様子をロイ君がニャルソックしています!仲のいい兄弟のような関係です!

ーー息子さんが生まれてから、ロイくんに変化はあった?
より甘えん坊になったのと同時にやさしくもなりました!
ーー他にも守ってくれたエピソードはある?
息子ががずり這いしだすと後ろからついて行って見守ってくれます!
これ以上は危にゃい!#猫 #cat pic.twitter.com/tWEGAyYQRZ
— ロイ(Roy)くん@ラグドール (@roy201108) November 26, 2022
前回の取材後に、ロイくんはお兄ちゃんになっていた。ロイくんなりに、近づきすぎず危険も守れる良い距離感を保っていたのかもしれない。これからも“ニャルソック”をするロイくんがいることで、息子さんは安全に遊べるのではないだろうか。