ゼロコロナ政策に対する中国市民の反発が全国に広がるなか、上海での新たな抗議活動の様子とされる映像がSNS上で広がっている。
上海市内では、厳しいコロナ感染対策の撤廃を求める抗議活動が26日夜行われたとされ、動画がSNS上で拡散されている。動画には、「PCRはいらない!」「自由がほしい!」「共産党は退陣しろ、習近平は退陣しろ」などと声を上げる市民の姿がとらえられている。
抗議活動は上海市内の「ウルムチ通り」で行われた。25日に同じく抗議デモが起きたとされる新疆ウイグル自治区の「ウルムチ」と同じ名前がつけられた通りだ。
新疆ウイグル自治区のウルムチでは、11月24日に10人が死亡がする火事が発生し、コロナ対策のために消火や救助が遅れたとして当局への批判がネット上で相次いでいた。