今年最後の東京GⅠ「第42回ジャパンカップ」が、11月27日に行われる。

舞台は、東京競馬場の芝2400m。1981年、日本初の国際レースとして創設されたジャパンカップは、当初外国馬が優勢だったが、ディープインパクトが制した2006年以降、日本馬の勝利が続いている。

今回は、去年のダービー馬シャフリヤールら、日本から多数の実力馬が集結。対して外国馬は、凱旋門賞で日本馬に先着した、グランドグローリーなど精鋭4頭が参戦する。

日本馬の連勝か、海外馬の巻き返しか、超ハイレベルな戦いに注目が集まる。

ジャパンカップ出走予定の注目馬7頭に加え、日本総大将シャフリヤールの一口馬主・山本昌からの独自情報と、2週連続で予想大的中のDAIGOが明かす「DAIGOのイチオシ馬」を紹介する。

注目の日本馬はシャフリヤール筆頭に3頭

シャフリヤール(2022年天皇賞・秋)
シャフリヤール(2022年天皇賞・秋)
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7枠15番シャフリヤールは、今年3月のドバイシーマC・G1を制覇。国内復帰戦となった10月の天皇賞・秋は5着に敗れるも「今年初めての国内レースで、センスを示してくれた。1回使って体も締まってきた」と陣営は上積みに手応えを感じている。

鞍上はエリザベス女王杯を勝利して勢いにのるC.デムーロ騎手。日本馬の連勝記録を「17」に伸ばすか、ダービーを制した得意の東京競馬場に登場する。

ダノンベルーガ(2022年日本ダービー)
ダノンベルーガ(2022年日本ダービー)

7枠14番ダノンベルーガは、皐月賞4着、日本ダービー4着と今年のクラシック戦線で好走。前走、天皇賞・秋は3着とGIこそ制していないが、着実に力をつけてきている。

3歳GI未勝利馬が、このレースに勝利すれば82年ハーフアイスト(米国)以来、実に40年ぶり2頭目の快挙となる。

秋GⅠで力を示す3歳世代の勢いは健在だ。無冠ながら3歳世代屈指の実力者が、JRA・GⅠ20勝を誇る名手・川田騎手を背に、国内外の強豪撃破なるか、期待が高まる。

デアリングタクト(2020年秋華賞)
デアリングタクト(2020年秋華賞)

4枠8番デアリングタクトは、2020年に史上初、無敗で3冠を達成したスターホースだ。

去年、右前脚を負傷、1年以上の休養期間を経て今年5月戦線に復帰。それ以降は思うような結果を残せていないが、待たれるのは3冠牝馬の復活劇。

今回は新進気鋭、初来日のトム・マーカンド騎手とタッグを結成。数々の感動と、夢を与えてくれた女王の完全復活なるか、注目だ。

外国馬注目はオネストら精鋭4頭

オネスト©Scoopdyga
オネスト©Scoopdyga

1枠2番オネストは、今年7月のパリ大賞(仏G1)の王者だ。凱旋門賞では力を出し切れず10着に敗れるも、速い馬場を求めてジャパンカップ参戦を決意した。

「今回は情熱的なチャレンジ。東京コースの馬場はこの馬に向くと思う」と陣営も期待を寄せている。鞍上は、ジャパンカップで3勝を誇るC.ルメール騎手。

グランドグローリ―©Scoopdyga
グランドグローリ―©Scoopdyga

3枠5番グランドグローリーは、今年の凱旋門賞で5着。「2400mで高い能力を示してくれた」と同距離に手応えを口にした。

ジャパンカップ去年5着からの雪辱へ、2年連続の参戦。そして今回が引退レースとなる。仏リーディングを獲得したM.ギュイヨン騎手と有終の美なるか。

テュネス©Marc Rüel
テュネス©Marc Rüel

4枠7番テュネスは、欧州のトップホースとの対戦はないが、5連勝中と勢いにのる。

半兄(母親が同じで父親が違う兄)は、21年の凱旋門賞・勝ち馬、トルカータータッソ。前走、バイエルン大賞(独G1)は10馬身差の圧勝。

著しい成長を遂げる3歳馬の“勢い”から目が離せない。

シムカミル©Scoopdyga
シムカミル©Scoopdyga

1枠1番シムカミルは、今年のダービー馬ドウデュースも出走したニエル賞(仏G2)を制覇。

凱旋門賞参戦を見送り、ジャパンカップ直行を早々と決定していた。「日本の高速ペースのレース展開も問題ない」と初の東京コースへの対応に自信を見せる。

ジャパンカップの戴冠へ、陣営も仕上がりに満足している。

一口馬主・山本昌の秘情報とDAIGOのイチオシ馬 

野球解説者・山本昌氏は、シャフリヤールの一口馬主だ。

©M34
©M34

山本氏曰く、「今回はシャフリヤールを管理する藤原調教師が、珍しく強気」だと明かす。

その藤原調教師は「シャフリヤールにとって、東京2400mは条件が揃っている。最高のパフォーマンスを見せてくれると思う」と、日本のエースに期待を寄せている。

一方、2週連続予想大的中!絶好調・DAIGOが明かす、ジャパンカップのイチオシ馬と気になる買い目は?

「7枠14番ダノンベルーガ。
デビューから5戦しか走っていない3歳馬だが、GIレースで大崩れせず堅実。前走の天皇賞・秋では初の年上馬を相手に3着と好走。更に、前走と同じ左回りで能力は今回の出走馬の中でも上位で期待!」

【DAIGOの買い目】
DAIGOのワイド
14ー15 8,000円
2ー14 1,000円
2―15 1,000円
(※2.オネスト 14.ダノンベルーガ 15.シャフリヤール)

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ジャパンカップ・GI
11月27日(日)通常より20分早い 14時40分から生中継
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html

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フジテレビスポーツ局が制作する競馬情報番組。毎週・日曜日午後3時より放送中。番組MC:DAIGO/佐野瑞樹/竹俣紅 解説者:井崎脩五郎/細江純子 ※放送時間は変更される場合があります