鍛えあげられた上腕二頭筋に、バルクアップされた大胸筋。日々、己の筋肉を鍛え上げる人々に今、ある危機が訪れています。
「育てた筋肉が消える…」 “家計と筋肉の味方”に異変
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「価格が上がったら、ボディーメイクに支障が大きすぎてめちゃくちゃ困る。育てたこの子(筋肉)たちが一瞬で消えていっちゃうと思うので、どうにか価格を抑えてほしいと心から思います(都内にあるジム「VALX GYM 武蔵小山」住田太一店長)」
日々己のために体を鍛えあげ、トレーニングをする人たちが困惑しているのは、高タンパクで低脂質、最強の筋トレ食材のひとつ「鶏むね肉」の高騰です。
「国産鶏むね肉」30年ぶりの高値に
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“家計の味方”ともいわれる「鶏肉」。鶏肉の中でも価格が安かった「国産鶏むね肉」が現在、高値傾向になっています。
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2000年度以降、1キロあたりほぼ200円前後で推移していました。その後、上下動を繰り返していましたが、2022年度10月の時点で平均卸売価格は348円と、ここ20年で最高値をつけました。
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さらに、11月に入ると400円台に乗り、最新の価格では406円まで上昇。約30年ぶりの高値となっているのです。
鶏肉の高騰に、買い物に来た人たちは…
買い物客:
やっぱりもも肉の方が高いので、むね肉の方が家計に優しいかなと思ってよく買います。
買い物客:
鶏が上がっちゃうと食べる肉がないですね。牛なんてとても買えないし、豚も相当上がっているので。
輸入もも肉高騰…国産への代替需要の高まりも影響
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農林水産省によると、価格高騰の背景には、ニワトリの飼料価格などの高騰に加え、サラダチキンブームなど健康志向の高まりによるむね肉人気の上昇があるといいます。
さらに、安かった輸入もも肉の価格が、国産のむね肉と同じくらいまで高騰したことから、国産のむね肉へ切り替える動きが出てきているというのです。
「国産鶏むね肉」だけでなく「鶏肉」自体の仕入れが困難になっているといいます。
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“家計と筋肉の味方”である鶏肉の高騰。食卓にも影響が出そうです。
(めざまし8「#NewsTag」11月22日放送)