生まれたばかりの“弟”へ、自分のおもちゃを貸そうとする優しい“姉”犬の様子がInstagramで話題となっている。
3歳の白豆柴の女の子・まめたちゃんがくわえているのは、この時のマイブームだという青い鳥のおもちゃ。飼い主さん(@10.mameta.10)の旦那さんが抱きかかえる、9月に生まれた息子さんに「ほれ!ほれ!」と差し出しているのだ。動画は退院して間もない頃に撮影したものだという。

まめたちゃんにとって、息子さんは“弟”のような存在なのだそう。耳をぺたりと後ろに倒す“ヒコーキ耳”をしながら旦那さんの膝に前足を乗せ、「鳥さん貸してあげる!」と懸命におもちゃを貸そうしている。その姿はまさしく弟思いの“姉”のよう。

このまめたちゃんの様子には飼い主さんも「一緒に遊べるようになるのが楽しみだね」とコメント。
動画を見た人たちからも「健気で、感動しちゃった!」「立派なお姉チャンですね」「優しい気持ちに癒されて涙腺ゆるむ」といった声が寄せられており、3万3000のいいねがつく話題となっている(11月18日時点)。
「やっと近くにきた!」と歓迎
ほっこりするまめたちゃんの献身的な姿だったが、歓迎しておもちゃを持ってくることはよくあるのだろうか?飼い主さんに話を聞いてみた。
ーー動画撮影時の状況を教えて。
退院して間もない頃で、ベビーベッドにいることが多かったのですが、抱き下ろしたので「やっと近くにきた!嬉しい!」という感じだったのかなと思います。

ーーなぜ息子さんにおもちゃを持ってきていた?
昔からお出迎えの時、友達が遊びに来た時など、誰かを歓迎するときは必ずおもちゃをくわえていくので、歓迎してるのかな?と思います。

ーーどれくらいの間していたの?
ベビーベッドに戻すまで、ずっとヒコーキ耳でこんな感じでした。
ーーその様子を見てどう思った?
優しく歓迎してくれてほんとに嬉しかったです。泣きました。

おもちゃを持っていったら喜んでもらえる
ーーまめたちゃんはどのような子なの?
ヒコーキ耳でのお出迎えと靴下脱がしを、お仕事のごとく毎日一生懸命してくれます。まめたのお出迎えがあるから仕事を頑張れています。

ばぁばのことも大好きで、遊びに来ると大大大歓迎で相思相愛です。まめたを迎え入れたことで親孝行は終了したなと思えるくらいです。

ーー息子さんとの仲はどう?
最初の1週間くらいは、ほんとにものすごい歓迎っぷりでした。その後は、弱い存在ってわかっているのか、優しくしてくれています。ギャン泣きしたときは「大丈夫?」って覗いてきたり、おもちゃを持ってきてくれたりします。

ーーいつ頃から、おもちゃを持ってくるようになったの?
パピーの時におもちゃをくわえているのを褒めたら、お出迎えの時とここぞというときはおもちゃをくわえてきます。”おもちゃを持っていったら喜んでもらえる”と思っているんだと思います。

ーー投稿が話題となっていることはどう感じている?
自分達にとっての大きな出来事を、こうやって共感していただけて、感動してくださる方もいて、とても嬉しいです。

この動画の後、ベビーベッドに息子さんを戻しても、まめたちゃんは立ち上がってベッドに前足をかけて、歓迎ムードを続けていたという。
まめたちゃんがおもちゃを持ってきていたのは、息子さんが「近くに来た」という喜びだけでなく、「喜んでほしい」という歓迎の気持ちを現していたようだ。大きくなって、まめたちゃんの持ってきたおもちゃを受け取ってくれる日が楽しみだ。