新型コロナとインフルエンザの同時流行による「発熱外来のひっ迫」に備え、大阪府は10月31日から「大阪コロナオンライン診療・往診センター」を開始した。自宅療養者が24時間オンライン診療や往診が受けられるように、事務局がマッチングする仕組みだ。

「予想を超えた反響」

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自宅療養者がウェブサイトなどから申し込むと、医師や看護師が配置された「コーディネート事務局」が患者の症状に合わせて医療機関とマッチングさせ、オンライン診療や往診が受けられる仕組みで、24時間利用できる。 また、医師が処方した薬の配送を受けることも可能だ。

My doctors・徳田嘉仁医師:
15分刻みで患者さんの予約をとっているような状況です。予想を超えた反響かなと思っています

大阪府から委託をうけた事業者の1つマイドクターズ(My doctors)では、府内在住の医師を中心に20人がシフトを組み24時間体制でオンライン診療を行っている。

患者(30代):
今、頭痛と全身痛い、あと関節痛みたいなのがあって

My doctors・徳田嘉仁医師:
解熱鎮痛剤っていって、熱も下げてくれるし。それから色んな痛みもましにしてくれるお薬があるので、それを1日3回飲めるようなものと、咳止めと痰切りのお薬を処方させていただこうと思います

メンバーの1人、徳田医師は勤務するクリニックの当直室で外来の合間を縫ってオンライン診療にあたる。

My doctors・徳田嘉仁医師:
大変ですけど、誰かがやらないといけないですし、幸いまだ30代でやれる体力がありますし。困っている人がいてて、解決できるんだから、解決してあげたいっていうのが一番ですかね

センターは1日あたり最大3250人に対応でき、大阪府は、感染拡大に備えて最大およそ4420人に対応する体制を整える方針だ。

(関西テレビ「報道ランナー」10月31日放送)

関西テレビ
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