3日明け方には大阪に最接近し、その後は東京方面へと進む見込みの台風6号。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では浅田麻実気象予報士が今後の見通しと注意点を詳しく解説した。
■「レベル4は避難の最後のチャンス」
先月から新しい防災気象情報の運用が開始されたばかり。浅田気象予報士が説明する。
浅田気象予報士:『レベル3土砂災害警報」が出ているときというのは、もう間もなく、さらにもう1つ上の『レベル4土砂災害危険警報』というものに切り替わる可能性が高いことを示しています。
レベル4の土砂災害危険警報は”全員避難”の目安となる情報で、「裏を返せば、今が避難の最後のチャンスだと思っていただいて、大雨や土砂災害への備えをしてほしい」と呼びかけた。
その上のレベル5は特別警報にあたり、「災害発生情報に近いもの」となります。レベル4に達する前の行動が、命を守る鍵となる。
なお、場所によっては屋外での避難そのものが危険なケースもあるため、周囲の状況をよく確認したうえで判断することが重要だ。

■都市部での道路の排水能力は、大体1時間に50ミリを上限に設定
浅田気象予報士:都市部での道路の排水能力は、大体1時間に50ミリを上限に設定していますので、それを上回ると低いところに水が溜まったり、マンホールから水が溢れるといった災害の発生が心配です。
台風の北側に停滞している梅雨前線が台風の北上とともに押し上げられ、活動をさらに強めているため、すでに東京を含む広い範囲で雨となっている。

■3日明け方には大阪に最接近 東海・関東では通勤時間帯に直撃のおそれ
2日の夕方から夜にかけて、発達した雨雲が四国から近畿周辺に広がる見通しです。
そして、3日の明け方には近畿に最接近し、午前中には雨雲が東海地方や関東地方にも広がる予想となっています。
浅田気象予報士:特に沿岸部を中心に風も強まってきますので、雨が横殴りに降ってくるおそれもあります。交通機関への影響もとても心配な状況。
東海・関東では通勤通学の時間帯に直撃する可能性がある。
ただし、雨雲の抜けるペースも比較的早い見通しで、3日夕方から夜にかけて次第に回復する見込みだ。

■伊豆・紀伊半島で300ミリ超 1カ月分の雨が1日で降るおそれも
3日午後6時までの24時間降水量の予想では、伊豆半島や紀伊半島周辺で300ミリ以上に達するおそれがある。
東京周辺や近畿中部周辺でも100〜200ミリ程度の雨が予想されている。
浅田気象予報士:東京周辺や近畿中部周辺は普段から雨の量が少ないので、場合によっては6月に降る雨の1カ月分、もしくは1.5カ月分の雨がまとまって降ってしまうおそれがあります。
東海・近畿・四国などでは線状降水帯が発生するおそれもあり、こまめに最新情報を確認するよう呼びかけている。

■台風上陸の可能性もまだある
台風の上陸については、浅田気象予報士は「上陸の可能性はまだあります」と述べた。
台風は2日の夜に近畿地方の南の海上を進み、紀伊半島に上陸する可能性がある。
そこで上陸しない場合でも、伊豆半島、さらには千葉県内への上陸の可能性も残る。
ただし、「台風が上陸するのか海の上を通るのかにかかわらず、この先は各地で大雨となるおそれがあります」と浅田気象予報士は強調する。
暴風域は2日の午前中になくなったが、風速15m/s以上の強風域は引き続き伴っており、雨だけでなく風への警戒も必要だ。

■交通機関への影響 新幹線は3日始発から運休の可能性
航空便は、2日時点で宮崎・鹿児島発着便を中心に、全日空71便、日本航空170便が欠航となった。
3日は羽田発着便を中心に全日空13便、日本航空269便が欠航の予定だ。
東海道新幹線は3日の計画運休の予定はない。ただし、3日は始発から運休や運転見合わせとなる可能性があるという。
(関西テレビ「旬感 LIVEとれたてっ!」2026年6月2日放送)

