全国旅行支援の東京版「ただいま東京プラス」の販売が10月20日からスタートした。

全国旅行支援は、旅行代金の最大40%(上限8000円)の割引に3000円分のクーポン(平日)を加え、一人1泊当たり最大1万1000円分の補助が受けられる。

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都民にも「東京の魅力」アピール

東京でのスタートを絶好機と捉えているのが、東京駅近くの高級旅館「星のや東京」。

20日から新たな宿泊プラン「もっとお江戸滞在」(※利用は11月1日~)の発売を開始した。

「わ~。これはすごい気持ちいい」

浴場には吹き抜けの天井があり、空を眺めることができる。

和室の部屋はもちろん、牛肉のちらしずしや湯豆腐の食事などを通して、贅を尽くした和のひとときが楽しめる。

極めつきは、地上160メートルの屋上での剣術体験(オプション・無料)。

普段気づかない東京の魅力を体験してほしいと、都民へのアピールにも力を入れている。

というのも、このプランでは全国旅行支援の割引分に加え、都民が都内に宿泊する都民割も適用可能。都民であれば、2つの割引分を合わせ、一人1泊1万3000円分もお得になる計算だ。

星のや東京の李根株総支配人は「お客様からも問い合わせはいただいている状況でございますので、これからも予約は引き続き伸びていくのではないかなと予測しております」と話した。

販売開始時間過ぎても予約できないケースも…

「ただいま東京プラス」発売開始時間の正午。大手旅行予約サイト「楽天トラベル」にアクセスしたが「東京 未定」となって予約ができない状態。

開始時間をはるかに過ぎ、午後6時になっても予約ができない状態が続いていた。

また、都内にある旅行会社のコールセンターでは、客からの問い合わせに次のように対応していた。

「今、東京の全国支援割引が、これは今『ゆこゆこ』だと販売延期になってしまいまして…」

「ゆこゆこ」では「ただいま東京プラス」を新規で発売することを見合わせた。理由は、すでに予約済みの旅行に割引補助の枠を優先的に回さざるを得ないためとしている。

ゆこゆこHDの徳田和嘉子社長は「(新規購入希望の)お客様からはお叱りを受けることもございまして、そこについては誠心誠意謝罪申し上げているという状況です」と話す。

都は、これまでに約800の事業者から申請があり、8割を承認。順次通知を行っているとしている。

(「イット!」10月20日放送より)