島根・松江市の高校生が、学校の畑で栽培したサツマイモを使って新商品を開発した。地元企業とタッグを組み、商品の企画から販売までを生徒が手掛け、新たな市場開拓に挑戦する。

高校生×老舗で商品開発 商品名は「7つの恋の誓い」

ピンクに緑など3色のサツマイモ餡がのったかわいらしいだんご。松江農林高校の生徒が考案した。

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このだんごが販売されたのは、東京・大田区の商店街で開かれた島根県の物産展。商品の企画から市場に流通させるまでを学ぶ、県の「高校魅力化プロジェクト」の一環で、生徒自らが販売した。

この日、松江農林高校の生徒が訪れたのは松江市の「彩雲堂」。老舗和菓子店が商品開発に協力する。
材料は、生徒が学校の畑で育てている、連作障害に強い「無病苗」のサツマイモ。このサツマイモで餡をつくり、だんごにのせることを思いついた。

柳瀬友美記者:
餡がまろやか、おだんごと合ってます

ターゲットは女性客。なめらかな口当たりになるよう、サツマイモ餡に豆乳を練り込んだ。だんごの上に、バラの花のように餡を絞り、見た目も華やかに。ピンクのバラの花言葉「恋の誓い」からヒントを得て、商品名は「7つの恋の誓い」にした。

松江農林高校3年・安部琴鈴さん:
長く頑張ってきたので、うれしいです

松江農林高校3年・庄司雛風さん:
彩雲堂に協力していただいて、この味になったので、納得のいく味ができたと思います

完成までに8回試食…これからも商品をブラッシュアップ

2021年12月から話し合いを重ね、8回もの試食を経て、ようやく完成した。

彩雲堂・山口晋平企画開発室長:
このぐらいしっかりとミーティングを重ねて作り上げたのは初めてでした。彩雲堂としても、自信を持ってお届けしたいという気持ちで作っているので、そういう意味では良いお菓子ができたと思っています

松江農林高校では、彩雲堂のほかに2社とサツマイモを使った商品開発を進めている。
第1弾となるサツマイモ餡のだんごは、東京で販売。アンケートを取って商品をブラッシュアップし、11月からは松江でも販売する。

松江農林高校魅力化推進室長・曽田稔教諭:
県外、特に首都圏ですと、松江農林高校の名前を知っている人はいないと思います。そうした中で、全国展開を目指せる商品を目指しています

高校生と地元企業がタッグを組み、本気の市場開拓に挑戦する。

(TSKさんいん中央テレビ)