東京都が、最も深刻としている新型コロナの感染状況と医療提供体制の警戒レベルをいずれも1段引き下げる方向で検討していることが分かった。
東京都の専門家会議は、新型コロナの感染状況と医療提供体制について警戒度を赤、オレンジ、黄色、緑の4段階で示していますが、感染状況については今年7月14日に、医療提供体制については7月21日に、それぞれ最も深刻な「赤」に引き上げている。
関係者によると、新規感染者数の減少が続いていることや、病床使用率が改善していることなどを受けて、警戒レベルをいずれも1段引き下げ「オレンジ」とする方向で検討を進め、きょう夕方、公表するという。
一方で、マスクの着用や換気など基本的な感染予防対策の徹底は引き続き呼びかけていくとしている。小池知事は、きょう午前、ニューヨーク出張前に、羽田空港で取材に応じ、「(感染状況は)改善しているが、基本的な部分は変わらない。感染防止対策をしっかり励行して欲しい」と訴えた。