2020年4月から始まった米・ニューヨークの地下鉄でのマスク着用義務が、約2年半ぶりに解除された。

9月7日(水)、ニューヨーク州のホークル知事は、これまで義務付けられていた公共交通機関でのマスク着用を任意にすると発表した。医療施設と高齢者施設では、引き続きマスクの着用が義務付けられている。会見でホークル知事は「乗客がマスクを着用していても、していなくても、それぞれの判断を尊重してください」と語った。
全米の新規感染者数は横ばいだが、夏休みが終わり学校が始まったことから子供の感染者数が増加している。先週の子供の新規感染者数は約9万人で、2週間前から1万人以上増加した。
そうした中、6日(火)、ホワイトハウスは12歳以上の国民に対し、新たに承認されたオミクロン株派生型にも対応するブースターワクチンの追加接種をするよう呼びかけた。ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策チームの会見で、保健福祉省のハビエル・ベセラ長官は「先週金曜日に供給が始まりました。今週末までに90%の国民が住居の約8km圏内で新ブースターを接種できます」と語った。
新たなブースターが接種できる場所は、政府のワクチンウェブサイト(vaccines.gov) で検索できる。また、保健当局は、新型コロナの新たなブースターワクチンの接種とともにインフルエンザの予防接種を受けるよう推奨している。
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