世界的ファッションデザイナーとして知られる森英恵さんが8月11日、老衰のため、自宅で亡くなった。
96歳だった。

森さんは、日本を代表するデザイナーとして、パリ・コレクションなどで活躍し、チョウをあしらったデザインや、着物の伝統を取り入れたドレスで高い評価を受けた。

バルセロナオリンピック日本選手団のユニホームなども手がけたほか、1993年、当時の皇太子さまご成婚の際には、雅子さまのローブデコルテを担当した。

1996年には、ファッション界で初の文化勲章を受章、フランス政府からも、1989年と2002年、レジオン・ドヌール勲章を授与されたほか、日本美術協会副会長や、箱根彫刻の森美術館館長を務めていた。