世界最大級となる「木造高層ビル」が 東京・丸の内に登場する。

東京海上ホールディングスは、東京・丸の内の本店ビルを、木材の使用量が世界最大規模となる高さ100mのビルに建て替えると発表した。

新たなビルは、柱や床などに木材をふんだんに使った「木造ハイブリッド構造」による高層オフィスビル。国産木材を多く使用するなどして、一般的なビルに比べて、建築時の二酸化炭素排出量を3割程度削減できるという。

赤茶色のタイルの外壁が特徴的な現在の本店ビルは、1974年に丸の内に初めて建てられた高層ビルだったが、2022年10月には解体工事が始まり、2028年度に新本店ビルが完成する予定。

国産木材使用、高さ100mの「木のビル」イメージ / Renzo Piano Building Workshop
国産木材使用、高さ100mの「木のビル」イメージ / Renzo Piano Building Workshop
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経済部
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