「親子で楽しむ」「ゆったりくつろぐ」「この夏行きたい」をかなえる注目のおでかけスポットが、松江市にオープンした。約1年に及ぶ大規模改修を終え、2022年6月に再オープンした島根県立美術館だ。中に入ってみると子ども、子ども…そして、赤ちゃんも!?

この記事の画像(17枚)

「おしゃべりできる」美術館で親子でたのしむ

スタッフ:
午前中は「かぞくの時間」を行っていて、この時間は子どもと一緒に楽しく作品鑑賞をしてもらえる

小さな子どもがいる親子連れにもアートを楽しんでほしいという思いから、今回のリニューアルで新しく設けられた「かぞくの時間」。休館日を除く毎日午前10時から2時間、親子でおしゃべりしながら、鑑賞することができる。

男の子:
絵がすごいな~って話をした。美術館で喋っていいというのはあんまりない。こういうところでおしゃべりして良いのはいい

岡部楓子アナウンサー:
今回のリニューアルで新しくなったのが、北斎展示室です。世界でここでしか見られない貴重な作品など、40点が展示されています

県立美術館が所蔵する浮世絵師・葛飾北斎の作品を、1カ月ごとに入れ替え展示する「北斎展示室」。津和野町出身の北斎研究者・永田生慈さんの2300点あまりのコレクションを中心に、貴重な作品が並んでいる。

Q.どんなところが気に入った?
子ども:

はしのばしょ

母親:
ちょろちょろ騒いでしまうので、それを気にせずに家族で「かわいいね」とか「すごいね」とか喋りながら見られるのはありがたい

さらにリニューアルでは、子どもたちが喜ぶ、絵本が並んだスペース「キッズライブラリー」も。

津和野町出身の安野光雅さんの絵本が新たに登場したほか…

木のブロックを手に持つと、木に描かれている絵本の世界がモニターに登場する仕掛けも。子どもたちも興味津々の様子だった。

県立美術館では、8月28日まで「チームラボ」の企画展を開催。親子で楽しめる、今だけ期間限定のイベントだ。光と音が織りなす幻想的な世界で、大人も子どもも引き込まれることは間違いなさそうだ。

夕日が見える時間限定のカフェでゆっくり

ミュージアムで楽しんだ後は…。

美術館を出るとすぐ、夕日の名所として知られる宍道湖が広がる。この日も、夕日でほんのりと赤く染まっていた。

そして美術館のすぐ隣、宍道湖ほとりの岸公園には、4月に本格オープンしたばかりのカフェ「宍道湖 SUNSET PARK&Cafe」が。“晴れた日の夕日が見える時間帯のみ”営業しているという、入れたらラッキーなカフェだ。

岡部楓子アナウンサー:
わーすごい、夕日のようなキレイな色をしていますね

注文したのは、サンセットマンゴーティーサイダー。思わず映え!を狙ってスマホを向けたくなる。実際、夕陽と一緒に撮影する人が多いという。

宍道湖 SUNSET PARK&Cafe:植田菜月さん:
多くのお客さんが、夕陽を見るために集うという場所。プラスアルファのおもてなしやサービスをしたら、もっとその人たちにとって、ここの景色とか松江が良い思い出になるんじゃないかと思った

公園には親子連れはもちろん、カップルや友人同士で、沈みゆく夕日に思いを馳せながら、思い思いにゆったりと時を過ごす人たちの姿が。

お客さん:
夕陽を見ながらゆっくりできるのが良い

宍道湖 SUNSET PARK&Cafe:植田菜月さん:
場所が公園なので、ちょうど良い遊び場だったりとか、色々な用途でみんな来る。松江の憩いの場

1日の締めくくり、公園でぼんやり夕陽を眺めてみる…日常をしばし忘れ、贅沢な時を過ごすことができるだろう。

(TSKさんいん中央テレビ)

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。