交際していたシングルマザーの女性を自殺に見せかけ首を絞めて殺害した疑いで逮捕された、会社員の高橋剣容疑者(43)が、けさ送検された。留置先の石神井警察署で、高橋容疑者は、終始、うつむきながら、警察車両に乗せられ、身柄を検察庁に送られた。
高橋容疑者は、今年3月12日ごろ、交際相手の成田のぞみさん(37)の東京・練馬区の自宅マンションで、成田さんの首をロープで絞めて殺害した疑いがもたれている。翌日の朝、成田さんが洗面所で倒れているのを8歳の娘が発見。
この記事の画像(16枚)成田さんの娘から連絡を受けた高橋容疑者が、自ら119番通報していた。成田さんはシングルマザーで、娘に対して「ママがいない時に何かあったら、高橋容疑者に連絡するよう」教えていたという。
当日、高橋容疑者は、駆けつけた警察官に対して、成田さんは自殺したという趣旨の説明をしたそうだ。死体発見の状況に不審な点があり、高橋容疑者が当日の行動についてウソの説明をしていたことから、捜査一課は、自殺を装った殺人事件と判断し、捜査に乗り出していた。
高橋容疑者と成田さんは、2017年、婚活パーティーで知り合い、交際に発展。高橋容疑者は、自分が既婚者であることを隠し、成田さんと結婚の約束もしていたという。殺害された成田さんは妊娠していて、高橋容疑者の子どもを身ごもっていたとみられる。
高橋容疑者は、自分の妻とは離婚をするつもりはなかったとみられ、捜査一課は、妊娠した成田さんに結婚を迫られた末に、犯行に至った可能性もあるとみて、動機などを追及している。
これまでの調べに対して高橋容疑者は、「3月12日の深夜に、当時、交際していた成田さんの家で、自分が用意したロープで、成田さんの首を絞めて殺したことに間違いありません」と容疑を認めている。
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