私がお伝えしたいのは「電動キックボードでの飲酒運転が急増」です。

電動キックボードでの飲酒運転摘発は去年は1年間で1件だったのに対し今年は6月までの半年間で23件と大幅に増えています。

こうした現状を受け警視庁と業界団体は飲酒運転の撲滅に本格的に乗り出しました。

ポイントはこちら「電動キックボードの飲酒運転利用者も飲食店もご注意」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

電動キックボードはこれまで信号無視や歩道走行などが問題となっていました。

新型コロナウイルスが落ち着いてきた今年に入り、飲酒運転での摘発が急増しています。

こうした現状をうけ警視庁は、今年5月電動キックボードの業界団体である「マイクロモビリティ推進協議会」に飲酒運転防止のため3つの具体的な対策を要請しました。

①繁華街エリアにおけるポート設置場所の見直し②運用時間の見直し③注意喚起の看板設置この要請を受け、電動キックボードのシェアサービス大手「LUUP」では、今月から繁華街の一部ポートで利用時間の制限を行っています。

また、警視庁と業界団体は今月4日、渋谷の飲食店をまわって、飲酒運転の防止への協力を呼びかけました。

飲酒運転をした利用者だけではなく、飲食店も電動キックボードを運転することが分かっていながら酒類を提供した場合には罪に問われることなどが周知されました。

「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」は電動キックボードでも同じであることを利用者や飲食店がしっかりと認識して飲酒運転を撲滅し、悲惨な事故が起きないようにすることが重要です。

(フジテレビ社会部 林理恵)

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