中谷防衛相は1日の会見で、「ジブチ共和国において待機していたCー2輸送機2機は、準備が整い次第、速やかに帰国する予定」と明らかにした。
1日10時、岩屋外相から準備行為の終了の依頼があり、10時30分に中谷防衛相から統合作戦司令官に対して準備行為の終結を命じた。
自衛隊のCー2輸送機2機は、イランとイスラエルの攻撃の応酬が激化する中、邦人等の輸送が必要となった場合に備えて、中東に近いアフリカのジブチで待機していた。
そうした中で政府は、先月24日にアメリカがイスラエルとイランとの間で停戦合意を発表し現在も維持されていること、退避を希望する邦人等はイスラエルおよびイランからそれぞれ陸路で既に退避していること、イスラエルおよびイランの一部で国際空港等の空路が正常化しつつあることなどを総合的に勘案し、待機の終了を判断した。