私がお伝えしたいのは「川の氾濫情報も予測を発表」です。
本格的な梅雨のシーズンを迎える中、気象庁はきょうから河川の氾濫危険情報について3時間以内に氾濫の恐れがあると予測された時点で発表します。
これまでは「危険水位」に達した時点での発表でしたが、線状降水帯の予測と同様に早めの避難を呼びかけます。
ポイントはこちら、「予測が出たら早めの避難を」
地球温暖化の影響により集中豪雨の回数が増え、毎年のように全国で災害が起きています。
気象庁は、雨雲が連なって大雨をもたらす線状降水帯について、今月から予測情報を発生の12時間ほど前に発表する取り組みを始めています。
これに加え、きょうから気象庁と国土交通省は、警戒レベル5段階のうちレベル4にあたる河川の「氾濫危険情報」について、国が管理する全国298の河川の水位が急激に上昇し「3時間以内に氾濫する可能性がある」と予測された時点でも発表します。
これまでは、河川が「氾濫危険水位」に達した場合のみ発表されていましたが、予測の発表により、短時間で急激に水位が上がるケースにも対応することができます。
「氾濫危険情報」が発表された場合は自治体の指示に従い、避難所など安全場場所への移動や建物の高い場所への垂直避難など、早めに命を守るための行動に結びつけることが重要です。