街の公園で心配なニュース。あらゆる木を食い荒らし、枯らしてしまう外来種の虫が宮城県内でも多く確認されている。
被害を受けた木は、突然 倒木するおそれもあることから、仙台市が6月8日に対策に乗り出した。

世界の侵略的外来種ワースト100

多くの人たちが利用する仙台市太白区の公園。6月8日に1本の木が伐採された。その理由は…

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記者リポート:
太白区の富沢公園です。こちらの大きなカツラの木、表面をよく見てみると、このように小さい穴がいくつも空いています

木の表面には無数の穴が空き、木は枯れかかっている。一体これは誰の仕業なのか…

東京農業大学 柳丈陽さん:
中国原産の外来種・ツヤハダゴマダラカミキリ。この虫が木から出てきたときに空けた穴になる

ツヤハダゴマダラカミキリ。国際自然連合が定める「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定され、近年 国内でも急速に生息域を拡大し問題となっている。人間に直接的な害はないが、カツラやサクラなどあらゆる樹木を食い荒らし枯れさせてしまうえ、繁殖力が強く、農薬による駆除も難しいケースが多いとされている

東京農業大学 柳丈陽さん:
この木の中には約100匹から200匹、場合によってはそれ以上の幼虫か、さなぎで入っている。これから8月から9月にかけて成虫になって、木の外に出てきて枝を食べて、次の世代へ卵を産むという流れ

名取市で100本超の街路樹に被害確認

被害を受けた木は突然倒木するおそれもあることから、仙台市は6月8日に伐採に着手。さらに被害が確認されている約50本についても、今後の状況次第では、伐採も検討しているという。また県内の被害はここだけに留まらない。
名取市相互台でも、100本以上の街路樹で被害が確認されている。

東京農業大学 柳丈陽さん:
あと1カ月、2カ月のうちに虫が出てきてしまう。被害が出ている木を伐採して焼却処分をする早い対応をしないと、どんどん名取市(全域)にも広がってしまう

手遅れになるその前に、早急な対策が急がれる。

(仙台放送)

記事 494 仙台放送

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