日本維新の会は2日、7月の参議院選挙を見据えた公約を発表し、出産にかかる費用の無償化や消費税の減税、憲法9条を改正し、自衛隊を明記することなどを掲げた。

日本維新の会の記者会見(2日)
日本維新の会の記者会見(2日)
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馬場共同代表は会見で「与党の過半数割れを目指していく、そこに追い込んでいくために夏の熱い戦いを一致団結して頑張っていきたい」と気勢を上げるが、実は会見の直前まで、担当者らはポスターや資料の作り直しに追われていた。

当初、維新が用意していたポスターのキャッチコピーは「決断。そして実行。」

変更前のポスター
変更前のポスター

しかし、1日に自民党が発表したポスターで事態は一転。

1日に自民党が発表したポスター
1日に自民党が発表したポスター

そこには維新のキャッチコピーとほとんど同じ、「決断と実行。」の文字が踊っていたのだ。

ある幹部は「こんなかぶり方しますかね。1日早く会見をしていればよかった」と肩を落とす。

「このまま行くべきだ」という意見も出たが結局、キャッチコピーを「改革。そして成長。」に作りかえて記者会見に臨むこととなった。

別の幹部は「偶然だとは思うが、仮に横綱の自民党が潰しに来たのなら受けて立つ」と意気込むなど、選挙戦の思わぬ場外戦となった。

政治部
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日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。