鳥取県が募集していた青谷弥生人のそっくりさん。そのナンバーワンを決めるコンテストが5月28日にあった。
全国から選ばれた10人のそっくりさんが弥生人になりきり、パフォーマンスを披露した。
多数の応募から厳選された10人がパフォーマンス
バスから降りてくる、水色の腰巻にピンクのマント姿の男たち。
参加者：
僕が（モチーフとなった）青谷上寺朗なので。それしかないので。頑張ります
鳥取県が、鳥取市の青谷上寺地遺跡から発掘した人骨をベースに復元した「青谷弥生人」。県は「青谷上寺朗（あおやかみじろう）」と名付け、全国からそっくりさんを募集した。
全国から名乗り出た約200人の中から厳選されたそっくりさん10人が、28日に鳥取市青谷町に集まり、我こそ「青谷上寺朗」とパフォーマンスを繰り広げた。
出演者・吉田昌弘さん：
これをきっかけに娘が口をきいてくれなくなったり、「お前の父ちゃん弥生人」と指差されないかだけが心配です
出演者・青柳純二さん：
ここの横移動。実は鳥取の地図。境港市をやってます
来場者：
すごく似ておられる。皆さん上手で。大変緊張されているんだろうなと思いながら聞きました
参加者は、ステージで1人3分間、そっくり度をアピール。審査員や来場者、ネット配信の視聴者による投票でグランプリが選ばれた。
司会者：
グランプリはエントリーナンバー10番、吉田昌弘さんです！おめでとうございます！
映えある初代グランプリに輝いたのは、大阪府の会社に勤める営業マン・吉田昌弘さん（35）。
司会者：
ご家族の皆さんにメッセージを一言
吉田昌弘さん：
髪もヒゲも伸ばして、営業マンらしからぬ風貌に仕上げてきました。いやーごめんね、お前の父ちゃん弥生人だけど
弥生人そっくりさんたちで火おこし再現
一夜明け、10人のそっくりさんが現われたのは、大山町にある弥生時代の集落を再現した「むきばんだ史跡公園」。ここで挑戦したのは、火おこし。
むきばんだ史跡公園吉田昌弘さん：
むずい！
「青谷弥生人」そっくりさんナンバーワン「青谷上寺朗」こと、吉田さん。火おこしでも1位とはならなかったが、10人の弥生人仲間と汗を流し絆を深めた。
（Q.鳥取の印象は？）
吉田昌弘さん：
むちゃくちゃいいところです。人も暖かく迎えてくださったし、この景色も気持ちよくて、なんていいところなんだろうと思った。大好きになりました
今後 県は、グランプリに輝いた吉田さんを「青谷弥生人PR大使」に任命。県公認の「弥生人」として、歴史や観光のPRに汗をかいてもらうことにしている。
（TSKさんいん中央テレビ）
