環境省は25日、東京港青海ふ頭で行っている調査で強い毒を持つヒアリと疑わしいアリ約500匹がコンテナと地面の間で出入りしていることを見つけ、専門家がヒアリと確認したと30日発表した。
見つかったヒアリはいずれも「働きアリ」で、人的被害は確認されてない。ヒアリは春ごろから活動が活発になるとされ、国内での確認はことし初めて。
環境省は、殺虫剤入りの餌を置くなどして駆除を進めるとともに、事業者に対してヒアリと疑われるアリを見つけた時は、関係機関に速やかに連絡するよう呼びかけている。
ヒアリは2017年の国内初確認以降、今回を含めて18都道府県で計85件確認されている。