私がお伝えしたいのは、「支持率最高も警戒の声」です。
FNNが週末に実施した世論調査で、岸田内閣の支持率は68・9%と政権発足以来、最高となりました。
ベテラン議員は「活発な外交に対しての期待感」とする一方で、「なぜこんなに高いのか不思議だ」「野党が焦って変なことをするのでは」との声も。
ポイントはこちら。「高すぎる支持率に不安も?」注目です。
【注目ポイント・記者解説】
岸田内閣の支持率は、FNN世論調査では、政権発足以来、60%台を維持し続けています。
そして、直近の調査では内閣支持率は68・9%と政権発足以来、最高となったことについて「活発な外交への期待感」に加え、新型コロナウイルスの感染拡大がいったん落ち着いていることからの「安心感」もあるのではないかという指摘が出ています。
7月に予定されている参議院選挙前に高い支持率を維持する岸田政権ですが、自民党内から警戒する声があがるのは、予算委員会が今月26日から開催されることが固まったことがあります。
予算委員会では、岸田首相が野党と一問一答で論戦を繰り広げることもあり、自民党内からは「予算委員会が開催される今週と来週はかなり警戒している」との声が聞かれます。
予算委員会ではウクライナ情勢に加え、物価高、さらには「議長になっても毎月もらう歳費は100万円しかない」と発言した細田衆院議長の資質について追及するものとみられています。
野党幹部も「岸田内閣の基本的な姿勢を質さなければならない点が多くある」と話していて、岸田政権が高支持率のまま参院選に入れるかどうか、26日から予定されている予算委員会に注目が集まります。
(フジテレビ政治部 大家 璃子)