私がお伝えしたいのは「団地に住めば最大30万円」です。

新婚カップルが団地に住む場合に、千葉市は最大30万円を補助する取り組みを始めます。千葉市内には40年以上経った団地が24カ所あり、住民の高齢化や空き家の増加が大きな課題となっています。

ポイントはこちら。「新婚カップルの力で団地が元気に?」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

千葉市では地域面積が5ヘクタール以上の大規模団地42カ所のうち、建設から40年以上が経過した団地が24カ所にのぼります。また、団地の住人の65歳以上の高齢化率の平均は市内全体より10%高い36%で、中には50%を超す団地もあるといいます。

高度経済成長期に建設された大規模団地の高齢化や空き家の増加は、全国的に深刻な問題になっています。そこで千葉市は新婚カップルが対象団地に入居する場合、引っ越し代やリフォーム代などとして1世帯あたり最大30万円を補助する取り組みを始めます。

対象となるのは2022年1月から2023年3月末までに婚姻届を出したか、市のパートナーシップ制度の適用を受けた39歳以下のカップルで、2年以上住む意思があり、世帯収入が400万円未満が条件となります。

千葉市の担当者は「団地は計画的な町づくりがされていて、学校や公園が近く、子育てに適した環境がある。結婚新生活支援が団地の活性化にもつながれば」と話しています。

(フジテレビ部 風巻隼郎)

風巻隼郎
風巻隼郎

1996年新潟県出身。
社会部で、司法クラブ検察担当、コロナ取材班、千葉県警を担当。
現在は、警視庁捜査二課・暴対課を担当。