国立天文台などが参加する国際研究チームは、今夜、都内で会見を開き、太陽系がある天の川銀河の中心にあるブラックホールの輪郭の撮影に初めて成功したと発表した。

このブラックホールは、「いて座Aスター」とよばれるもので、地球上の8つの電波望遠鏡をつなぎ合わせる技術で撮影された。

ブラックホールは光を放たない完全に漆黒の天体で、そのものを見ることはできませんが、周囲で光り輝くガスによって、明るいリング状の構造に縁取られた中心の暗い領域「シャドウ」としてブラックホールが映しだされている。

(写真:EHT Collaboration)

社会部
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