立憲民主党の西村幹事長は9日、共産党との「限定的な閣外協力」について協議した結果、「横に置く」こととなったと繰り返し強調した。

西村幹事長9日、共産党の小池書記長と会談し、立憲民主党が政権奪取した場合の共産党との「限定的な閣外協力」の今後の在り方について協議した。

協議の中で、立憲側が「今回は参院選なので必要がない」と伝えたのに対し、共産側は「維持発展させるべき」との考えを主張した。

会談後、西村幹事長は記者団に対し、「議論の結果として折り合わなかったので、今回はこの枠組みについての議論は『横に置く』ということにした」と述べた。

記者から「具体的にどうするのか」「今後も合意しないということか」などと質問が相次いだが、西村幹事長は「合意したのは『横に置く』ということだ」と繰り返し述べるに留めた。

一方で、西村幹事長は「与党の議席を一つでも少なくすることは、緊張感のある国会を作るために必要」として、政策の枠組みを確認した上で、勝てる可能性の高い選挙区を優先して、候補者調整を行う考えを示した。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。