岸田首相は5月9日、ロシア産石油の輸入を原則禁止する措置を始める時期について「今後実態を踏まえて検討していく」と述べた。
G7=主要7カ国の首脳のオンライン会合で、ロシア産石油の段階的な輸入禁止などを含めた圧力を強化する方針を盛り込んだ声明を発表したことを受け、岸田首相は9日、首相官邸で記者団に対し「大変厳しい決断だが、G7の結束が何よりも重要な時であり、G7首脳声明も踏まえ、ロシア産石油の原則禁輸の措置をとることにした」と述べ、ロシア産石油の輸入を原則禁止する措置をとることを改めて表明した。
一方で、輸入禁止措置の開始時期については「石油の輸入の削減あるいは停止の時期は今後実態を踏まえて検討していく」と述べるに留めた。