3年ぶりの行動制限なしとなったゴールデンウィークにあわせ新店舗が次々とオープン、各地では大行列や人の波が。「めざまし8」が、買い物の様子を取材すると見えてきたのは「爆買い」のようにも見える購買意欲、中には数百万円の買い物をしている人もいました。

3日、大型連休を満喫中の人たちが口にしたのは、「爆買い」という景気のいい言葉。それはオープンしたばかりの新スポットでも。財布のヒモを緩める人たちは、どんなものを購入していたのでしょうか。

日本最大級のフリマで「爆買い」

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リポート:
現在9時過ぎなんですが、9時半の開場を前にたくさんの人が並んでいます。

めざまし8が向かったのは3年ぶりに千葉市の幕張メッセで開催された国内最大級のフリーマーケット会場。開場直後には、走り出す人も。3日は、およそ5万3000人が来場。あまりの人出に、予定より早く開場となりました。来場した人のお目当ては何なのでしょうか。

フリーマーケットに来た親子:
子どものこういったおもちゃが安いんで

Q:いくらぐらい?
息子:

これ?650円。ここにあるもの全部で。

こちらは真剣な表情で商談中の女性。何について話していたのか、聞いてみると。

女性:
たまたま、友達とフリーマーケットきて、それでちょっと通りかかって、この車がすごい気に入って、で、いま、店員さんにお話聞いてました。

一目ぼれしたのは…外国産のSUV。263万円で仮契約をしたといいます。

Q:久々の規制のないGWでお財布のヒモはゆるんでる?
女性:

すごくゆるんでます。洋服買ったり、いろいろ、ショッピングセンター出かけたり、あります。

ゴールデンウィーク、財布のヒモが緩み、爆買いに走る人たち。その背景にあるのが、相次ぐ“新店舗オープン”です。

GW中続々オープンの新スポットでも「爆買い」

リポート:
こちらのワークマン女子なのですが、たくさんの方が店内の中に入っていきますね。皆さん整理券を受け付けの人に渡しながらお店の中に入っています。向こう側の階段から続々とお客さんが来ています。

4月28日、銀座にオープンした「ワークマン女子」。

連日多くの人が訪れている話題のお店とあって、3日の店内はこの混雑ぶり。

リポート:
店内、非常に多くのお客さんがあふれていますが、皆さん試着などをしながら買い物を楽しんでいます。あちらのお客さんですが手に持っているかごをみると大量に商品が入っていますね。

こちらの店舗は、ファミリー層がターゲット。ウェブ注文限定のキャンプ用品などを実際に陳列しているほか、子ども向けの商品も多く扱っています。そんな店内で目立っていたのが、農業系の短大に進学した長女のために、作業着を買いにきたという親子。

長女:
めっちゃ安いよ、見て

父:
超安いね。3つ買ったら?

「爆買い」スイッチが入ったのか、次々と商品がかごに入っていきます。

父:
めっちゃ山盛りになってる

最初は買う様子がなかった父親も、ついには自分用の服を選んでかごに投入。

リポート:
あふれ出した商品をいま、二つ目のかごに分けて入れています。

かごを追加して、総額はいくらになったのでしょうか。

父:
たぶん20点くらい買っています。1万8000円くらいですね。安いですね、驚きました。想定以上に買ってしまいましたね。気持ちいいですね、こんなに買ってもこの値段でいいんだっていう。なんか罪悪感にとらわれないで爆買いできるのでストレス発散にもなりそうな。それくらいありがたい。

お台場の新スポットに大行列 ターゲットは“Z世代”

また、大型連休中の3日にオープンし、行列ができたのはお台場の「キラキラドンキ」です。

リポート:
こちら、東京・お台場のダイバーシティ東京プラザに新しくオープンする「キラキラドンキ」の前に来ています。ご覧のように、開店前ということですが、多くのお客さんが訪れています。

開店前から多くの人が並んだお台場の「キラキラドンキ」。10代から20代のいわゆる「Z世代」をターゲットとした、ドン・キホーテの新業態で、韓国系や中国系のアジアンコスメのほか、SNS映えするお菓子など、最新のトレンドアイテムがズラリと並んでいます。

リポート:
かごにはたくさんのお菓子が入っていますね。こちらのお客さん、かごの中には、お人形が入っていますね。だいぶ多くの商品を買ったようです。

開店からおよそ20分、レジ前に大行列ができていました。3年ぶりの行動制限のないゴールデンウィークに誕生したスポットで、買い物を満喫する人たち。一方、「コロナ禍が長引いているから」という理由で大量買いする人たちもいました。

2021年12月、新大久保にオープンした「韓国横丁」。韓国料理の専門店10店舗が立ち並び、さまざまなグルメを楽しめる人気の施設ですが、店内はほとんど満席状態。近隣の韓流ショップで買い物をした後、立ち寄ったという女性3人組。買い物袋の中身を見せてもらうと。

出てきたのは「BTS」のシール。後から後から並べられていきますが。

韓流ショップで買い物をした人:
1カ所で大体3000円くらい使ったから、それを7、8軒行ってるから1万以上は確実にいってる。もしかしたら2万近くいく

いま、なぜここに来たのか?聞いてみると…

韓流ショップで買い物をした人:
韓国を味わえると思って。(韓国の)代わりじゃないですけど。

海外に行けるようになったとはいえ、ワクチンや陰性証明などが必要なため、買い物で「韓国気分」を味わっているといいます。さらに、アウトレットを取材すると、見えてきたのは、コロナの影響で起きている、「お金の使い道の変化」でした。

コロナ前の活気戻る アウトレットが大盛況

コロナ禍前から買い物スポットとして定番の「御殿場プレミアムアウトレット」。

3日、「めざまし8」が取材に向かうと。

リポート:
こちらの電光掲示板には、御殿場まで3時間以上と書いてありますね。かなり渋滞しているようです。午前10時を過ぎて、だんだんとスピードが遅くなってきました。時折、車が停止することもでてきました。こちらから見える道の奥、先までびっちりと渋滞しています。

“大渋滞“に巻き込まれ、到着したのは、出発からおよそ4時間半後。それでも、アウトレットには、大量の買い物袋を持つ人たちが。

アウトレットに買い物に来た人:
旅行がなくてこうやって買い物来たりして、お金使う。コロナになってからなかなか旅行の予約してもキャンセルしなきゃいけなかったりするので。だったら自分の使えるものを買った方が良いかなと思って。

さらに、めざまし8が取材を続けると。

アウトレットに買い物に来た人:
いっぱい使うぞと思ってきた訳じゃないんですけど、さっきちょっと高額のものを買いました。

Q:高額なものとは?
羽毛布団を買いました。キングサイズだったので、作って貰うとなって持ち帰りはしていないんですけど50%オフだったんですけど、20万円です。ついでに買ってしまいました、枕も。こっちが無圧枕でこっちが柔らかいフェザータイプの枕です。

Q:総額は?
25万円。

いつの間にかついつい「爆買い」してしまったといいます。

御殿場プレミアムアウトレットの担当者によると、ゴールデンウィークの国内客について、現時点でコロナ前の2019年と同じ水準まで回復しているということです。

(めざまし8 5月4日放送)