ロシア外務省は、国境付近での日米共同訓練がロシアの安全に脅威を与えているとして、「訓練がこれ以上拡大された場合、報復措置を取る」と日本政府に警告した。
ロシア外務省のモルグロフ次官は、今後の日露関係についてコメントし、「岸田政権は長年にわたり構築してきた互恵的協力の解体に踏み出した」と指摘し、日本による制裁を非難した。
その上で、国境付近での日米共同訓練について、「ロシアの安全保障に脅威を与えている。訓練がこれ以上、拡大された場合には報復措置を取る」と日本政府に警告。
さらにモルグロフ次官は「平和条約交渉の継続が不可能であることは、きわめて明白である」と主張し、「両国の対話の成果を否定する道を取ったのは、我々ではなく日本側だ」と強調した。