東京都で、きのう、新たに7846人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。先週の火曜日(3533人)より2倍以上増えた。1日の感染者数としては、3日連続で前の週の同じ曜日を上回ったことになる。
先週の火曜日は、3連休明けで、感染者数が少なくなった可能性が高い。それと比べるならば、きのうの感染者数が倍増しても、当然と言える。東京都の担当者は「2週間前の感染者数は7800人ぐらいだったから、ほぼ同じ水準。横ばいだ」と指摘する。
一方で、都内の7日間平均の感染者数が、きのう、111.1%になった。7日間平均が100%を超えるのは2月11日以来、およそ1カ月ぶり。東京都の別の担当者は、おととい、「下げ止まり気味とも思っている」との見方を示した。その上で、年度末に向けて、人の移動が増え、送別会、歓迎会など密になる機会が、多くなることに懸念を示した。
このまま、下げ止まったまま、横ばいが続くのか。それとも増加に転じるのか。感染者数が、3日連続で前週の同じ曜日を上回ったことについて、小池知事は、従来のオミクロン株よりも感染力が強いとされる『BA.2』への置き換わりが「大変なスピードで進んでいるため」との見解を示した。