2021年に、1年間のギョーザの支出金額と購入頻度が全国1位となった宮崎市。日本一の発表から1カ月、各地で嬉しい悲鳴が上がっている。
餃子が日本一になって1カ月…どの店も大盛況
(Q.宮崎市が最近日本一になったグルメ知ってますか?)
街の人:
ギョーザ!(食べるのは)一週間に一回かな
街の人:
冷凍ギョーザとかを買って家で食べますね。手軽ですね。しかもおいしいので、つい買って食べちゃいます
街の人:
めっちゃ食べますね。(宮崎ギョーザは)甘み、うまみがいいんだと思います
街の人:
娘と一緒にイベントがあったら、たくさん買って冷凍庫にいっぱい入れています
いまや名実ともに宮崎のソウルフードとなったギョーザ。総務省による家計調査で、宮崎市の2021年1年間のギョーザの支出金額が、2強と呼ばれる浜松市や宇都宮市に差をつけて初めて全国一位となった。この結果が発表されてから1カ月、反響は今なお続いているという。
宮崎市ぎょうざ協議会・渡辺愛香会長:
みなさん各自お忙しいみたいで、連絡がとれないぐらい本当に嬉しい悲鳴といいますか、大反響だということで、みなさん必死で餃子を包んでおります
発表直後に宮崎山形屋で行われた感謝イベントは大盛況。2021年、同じ時期に全国3位を記念して行われたイベントも反響があったというが、そのときと比較しても売り上げは2.5倍に伸びた。
また、宮崎空港で3月27日まで開催されたぎょうざ祭りでは、県外からの利用客だけでなく、市の内外から地元客も多く訪れた。一時は在庫がなくなり、製造が間に合わない日もあるほどの反響だったという。売り上げも、当初予定していた3倍から4倍になったという。
また、県内6店舗をはじめ全国に22店舗を展開し、1日約16万個のギョーザを売り上げる生餃子の専門店・ぎょうざの丸岡でも…
ぎょうざの丸岡・丸岡久浩代表取締役:
売り上げは1割2割はずっと上がりっぱなしで、供給が間に合っていなかったですよね、日によって
さらにインターネット販売についても…
ぎょうざの丸岡・丸岡久浩代表取締役:
(ネット販売は)1カ月待ちぐらいになってしまったんですよ。(宮崎市が日本一の)報道以来、今もお待ちいただいているような状況になっています
ぎょうざの丸岡・丸岡久浩代表取締役:
浜松も宇都宮も、いろんな戦略考えてきて奪回にくると思いますので、品質の安定したものを届けて、忙しいからと手抜きなどないように頑張っていきたいと思います
県外にPRするため宮崎県が一丸に
各地でギョーザが熱視線を浴びる中、2022年1月には宮崎市ぎょうざ協議会や餃子のまち高鍋推進協議会などからなる、「宮崎県ひなた餃子連合会」が発足。
2022年は県全体で連携し、県外に向けたPRにも取り組みたいとしている。
宮崎市ぎょうざ協議会・渡辺愛香会長:
宮崎県をギョーザ県へというスローガンをもとに、各支部で協力し合って宮崎県を盛り上げていく活動をしたいと思っています
また、宮崎市ぎょうざ協議会では、イベントや販売会のほか、新しい企画にも挑戦したいと意気込んでいる。
宮崎市ぎょうざ協議会・渡辺愛香会長:
なかなかコロナでお客様と触れ合うというきっかけができなかったので、今年はなるべく小さいお子様からお年寄りまで、みなさんに楽しんでいただける市民・県民参加型のイベントをたくさんやっていきたいと思っています
宮崎市ぎょうざ協議会・渡辺愛香会長:
2月の反響に関しては、これはとても大きなスタートダッシュを切れたのではないかと思っていますので、みなさまのご期待に添えるように二連覇できるように、市民県民の皆さんのお力を借りながら楽しんでやっていきたいと思います
日本一となった宮崎のギョーザ。新たな観光資源としての発信力に期待がかかる。
(テレビ宮崎)