ウクライナ情勢や輸送コストの高騰を受けて、ヨーロッパなどへの国際郵便が6月から“値上がり”する。
日本郵便は、EMS(国際スピード郵便)と航空小包について、一部の地域宛てのものに6月から特別追加料金を導入すると発表した。すでに新型コロナの影響で2021年6月からヨーロッパやアメリカなどへのEMSに追加料金を導入していて、この対象を広げる形だ。
たとえばヨーロッパ宛てのEMSと航空小包1キロまでに500円が加算される。
ウクライナ情勢で航空便の確保が難しくなっていることや、燃料の高騰が背景にある。
また、6月20日からはヨーロッパ65カ国と地域宛てのEMS、国際小包には事前に各国の郵便事業体に差出人の住所や名前などのデータの送信が必要になる。すでにアメリカ宛ての荷物には導入されているもので、保安強化のため義務化される。