札幌市で、焼き鳥や精肉などの工場直売所が相次いでオープンした。質が良いものをお得に買えるとあって、人気を集めている。工場直売所ならではのコスパ最強グルメを取材した。

客:
大好きで買いに来ました

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客:
子どもたちが好きなので串鳥にしてみました

札幌市民におなじみの焼き鳥専門店「串鳥」。2月中旬、札幌市中央区で串鳥の工場直売所がオープンした。

コロナ禍でテイクアウト人気…人気焼き鳥店が「工場直売所」オープン

札幌開発 阿部 哲也 広報担当課長:
コロナ禍という状況で、店の売上が非常に落ちてきた。逆にテイクアウトが好調になったので、その流れに乗って、お持ち帰り専門店を立ち上げました

札幌市内で30店舗以上を運営する串鳥。テイクアウトの売り上げが約1.5倍に増えたという。
しかしテイクアウトの販売は店舗のみで、1時間以上客を待たせてしまったことも…。

工場直売所を作ったことで電話での予約も受け付け、待ち時間を大幅に減らすことができた。

客:
混んでいる時間帯にお持ち帰りすると待たなきゃいけなかったので、すごく便利だと思います

"短い待ち時間&ちょっと安く"提供

客:
時間ぴったりに買うことができるし、ちょっとお安いんですよ。それもありがたいです

直売所価格で購入できるのも魅力だ。人気メニューの鳥精肉やつくねをはじめ、約30種類すべての焼き鳥を、店舗の通常価格より1本当たり10円安く設定した。

札幌開発 阿部 哲也 広報担当課長:
店舗の裏に工場が併設していて、そこで作った焼き鳥を直接納品できるので、輸送コストを下げることができます

一方こちらは、2月末白石区にオープンした「お肉のつぼ直売所」だ。

いい肉を安く…"精肉店の直売所"も

精肉店が営む直売所で、味付きカルビやホルモンなど100種類近い肉を冷凍で販売。
北海道産の和牛、豚、鶏の精肉を加工する工場に併設し、加工したその日のうちに鮮度抜群のまま急速冷凍している。

お肉のつぼ直売所 蔵本 博文さん:
百貨店品質、スーパー価格というコンセプトでやっている。もともと肉卸をしているので、非常に鮮度の良い肉を安くお客様に販売できます

価格は1袋150~200グラムで390円から。小売店で買うより3割以上安くなっているという。

客のニーズに合わせた「24時間対応」

午後7時以降は、ラインで友達登録をして発行された鍵で開けて入店。コロナ禍で定着しつつあるセルフレジの無人販売で、24時間営業だ。

お肉のつぼ直売所 蔵本 博文さん:
このご時世、色々な時間帯で働いている人がいる。主婦や家庭で美味しいお肉を時間を気にせず買えるように24時間営業にした

"ボリューム満点の弁当"も人気に

さらにお弁当も充実。ボリュームたっぷりの焼肉弁当は、濃い目に味付けした牛肉をぜいたくに200グラム使用。ご飯が進む。

また上質な和牛を使った肉汁たっぷりのハンバーグ弁当など、精肉店ならではボリュームと値段だ。

工場併設の直売所だからできるコスパ最強グルメ。食卓の強い味方になりそうだ。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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