北海道札幌市では気温が上がり、一気に雪解けが進んだ。“べちゃべちゃ路面”で歩きにくいこの時期、活躍するのがレインシューズ。雪解け道を快適に歩ける人気の靴を探した。

歩きにくい"べちゃべちゃ路面"がいたるところに…

3月に入り、一気に暖かくなった札幌市。特に雪が多かった2022年は路面がべちゃべちゃになり、いつもに増して歩きにくくなっていいる。

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北海道民:
こうなったら長靴の方がいいかなと思って、何十年ぶりに買いました

北海道民:
滑らない長靴を買いました。雪かき用と犬の散歩用です

札幌市中央区の大丸札幌店では、2月中旬ごろからレインシューズのコーナーを開設した。

大丸札幌店・中澤由紀さん:
レインシューズの季節は、本州は梅雨ですが、北海道だと雪の時期。特に2022年は大雪で、これからその雪解けが始まる。それに向けてレインブーツを集積している

2022年は雪が多いことから、例年より早くレインシューズを求める人が多かったという。

「レインシューズ」を買う人が増加中

来店客:
滑らない長靴を買った。雪かき用と犬の散歩用

来店客:
長靴だったら膝の下まで濡れないのがいい

こちらはスコットランド発祥のゴム製ブーツブランド。天然ゴムを使い、防水性に優れているだけでなくファッション性もあり、通勤やお出かけにもぴったりだ。ふくらはぎまで隠れるミドル丈が人気だという。

大丸札幌店・中澤由紀さん:
歩いたときに雪が入りにくいのはもちろん、通勤などで使いたい人にも。きれいな服やスカートでもバランス良く縦のラインが出て、すっきり履けるのが魅力

雪道仕様の"高機能レインブーツ"も人気

創業103年の北海道小樽市の老舗長靴メーカー「ミツウマ」。こちらにも、雪解け道に備え長靴を買い求める人が。

来店客:
じゃあ、こっちにしようかな

長靴のミツウマ・鹿野吉也店長:
下地が長靴で、それにスエードを植毛。だから雪解けでぐちゃぐちゃになっても、染みることがない

来店客:
今年は雪が多いし、これからの雪解けで濡れたら嫌なので、こうなったら長靴の方がいいと思って何十年ぶりに買いました

幅広い世代から人気を集めるミツウマの長靴。防水・撥水性だけではなく、坂の街・小樽市から生まれた雪道に強い靴底が特徴だ。

長靴のミツウマ・鹿野吉也店長:
小樽市は坂道が多い。坂道で滑りづらいということや、北海道で暖かいということを踏まえて、設計・製造している

ゴムの上に柔らかな手触りのスエードを植毛。靴底には硬度の高いセラミックを砕いて入れるなどして、滑りにくくなっている。

女性に人気のブーツ型のタイプは、靴底にやわらかいゴムを使用。溝を深く入れることで雪道をしっかりとらえる。雪解け道対策、あなたは大丈夫だろうか?

札幌市では雪解けが一気に進むが、朝晩は凍結してツルツル路面も出現する。防水に加え、「滑りにくい」靴が必要になりそうだ。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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