ロシアのプーチン大統領は軍に関するフェイクニュースの拡散に対し、最長で禁固15年を科す法案に署名。欧米メディアが取材活動を一時的にやめるなど対応しています。
ロシアのプーチン大統領は4日、「軍に関するフェイクニュースを伝えた者には最大で禁錮15年の刑事罰を科す」とする法律の改正案に署名しました。
この法律は外国人も対象で、イギリスの公共放送、BBCは4日、ロシアでの全ての記者の取材活動を一時的に停止したと明らかにし、「スタッフの安全は最優先されるものであり、職務を遂行することで訴追されるリスクにさらすことはできない」としました。
カナダの公共放送CBCも、「ロシアにいる記者とスタッフへのリスクを考慮し、現地からの報道を一時的に停止している」としています。
アメリカのブルームバーグも同様に取材活動の一時停止を明らかにした上で、「この法律改正は、記者を犯罪者にするためのものだ。ロシアで通常の取材や報道を続けることは不可能だ」としています。