歌手で俳優の西郷輝彦さん(75)が、前立腺がんのため亡くなった。

75歳だった。

橋幸夫さん(78)、舟木一夫さん(77)とともに「御三家」と呼ばれ、歌手として、俳優として活躍していた西郷輝彦さんが20日、前立腺がんのため、東京都内の病院で亡くなった。

75歳だった。

最近では、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演し、社会人ラグビーへの熱い情熱を抱く自動車会社の社長役を演じ、大きな話題となった。

西郷さんは、2017年、前立腺がんの全摘手術を6年前に受けていたことを告白。

そのがんが、再発したことも明かした。

2021年5月には、ステージ4の状態で、日本で未承認のがん治療を求め、オーストラリアへ。

自身のYouTubeチャンネルで、治療について明かしていた。

西郷輝彦さん「もう74歳まで生きたんだ。あとは静かに面白おかしく暮らすって思うでしょ。でもね、まだまだやりたいことがたくさんあるんだよ。願いはただ1つ、なんとか、もう少しだけ好きな仕事をさせてほしい」

その後、2021年8月には、がんの8割ほどが消えたと報告。

9月には治療を終え、帰国していた。

プライベートでは、1972年に辺見マリさんと結婚。

辺見えみりさんら2人の子宝に恵まれたが、81年に離婚。

その後、19歳年下の女性と再婚していた。

葬儀は、近親者だけで営まれるという。