オリンピック3連覇がかかる羽生結弦選手が、10日のフリーに向けて公式練習に臨んだ。
練習では4回転アクセルにも挑戦した。

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公式練習で挑んだ4回転アクセル

9日、公式練習に現れた羽生結弦選手。

男子ショートプログラム8位からの大逆転を目指す羽生選手は、10日のフリーに向けて練習開始からスピードを上げて滑りだした。

フリーの「天と地と」の曲をかけた練習の冒頭では、前人未到の4回転アクセルに挑んだ。

4回転アクセル
4回転アクセル

惜しくも両足着氷となったが、集中力が途切れることなくそのまま曲にのって演技を続行。

練習での4回転アクセルは両足着氷
練習での4回転アクセルは両足着氷

難度を上げた連続ジャンプ

そして最初の連続ジャンプでは、トリプルアクセル、3回転ループを鮮やかに決めた。

この連続ジャンプ、2021年12月の全日本選手権ではトリプルアクセルの次のジャンプは2回転トゥループだった。9日の練習では、連続ジャンプの2つ目を2回転トゥループから3回転ループへと変更。大逆転に向け、より高い基礎点を狙おうと難度を上げていた。
曲が終わると場内からは拍手が起こった。

その後も、4回転アクセルに挑戦したが、きれいな着氷は1度もなかった。

そして、完璧なトリプルアクセルで9日の練習を終えた羽生選手。

40分間汗を流すと、見守っていた各国の報道陣に「シェイシェイ」「ありがとうございました」と言葉を残した。

鍵山選手、宇野選手も公式練習

8日のショートプログラムで自己ベストとなる108.12点をマークし、2位に入った鍵山優真選手。

冒頭の4回転サルコウを鮮やかに着氷。連続ジャンプも見事に成功させるなど、調子の良さをうかがわせた。

そして、平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨選手。

ショートプログラムで、自己ベストの105.90点をマークし、3位につけている。

10日の男子フリー、羽生選手は第3グループ5番目の17番滑走、宇野選手と鍵山選手は最終グループで決戦の時を迎える。

(「イット!」2月9日放送)