JR札幌駅から一駅の札幌市中央区・桑園エリア。北海道の「住みここちランキング」第2位の街が変わろうとしている。マンションの建設や、JRによる再開発が進んでいるのだ。その未来図は?

住民実感「住み心地ランキング2位」

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桑園エリアの住民:
買い物もすぐできるし、病院も郵便局も銀行もあるのがすごくいいところ

桑園エリアの住民:
すごくいいですよ。交通の便もいいし、大型商業施設も病院もあるし、困ることは何もないです

住民が口をそろえて住みやすいというこの街は、北海道内の「住みここちランキング」第2位だ。この人気エリアが大きく変わろうとしている。

まずはJR桑園駅の目と鼻の先に分譲マンションが建設中。

魅力あふれる地域に新たな分譲マンション建設中

長谷工不動産 札幌営業所 小野 亮司 所長:
こちらがリビングです。部屋からは円山や手稲山、三角山が見えます。上層階は眺望もよくて、日当たりと風通しもいいです

「ブランシエラ札幌桑園」。床暖房機能を備えたリビング。室内を広く使えるように引き戸となっている扉。広々とした浴室。主にファミリー層を想定した最新の分譲マンションだ。14階建てで、間取りは2LDKから4LDK。価格は3000万円台からだが…

長谷工不動産 札幌営業所 小野 亮司 所長:
4LDKは4800万円台から。最高価格は、5900万円台です

最上階には6000万円に迫る物件も。このマンションを手がける長谷工不動産は現在、桑園を含む札幌市内4か所でマンションを建設中だ。特に桑園は魅力的なエリアだという。

長谷工不動産 札幌営業所 小野 亮司 所長:
JR札幌駅から一駅のJR桑園駅から徒歩約3分。周辺には商業・教育・医療施設がそろっているのが一番の魅力。再開発の計画もあるので、発展性があるエリアだと思っています

かつての街並みから一変した「桑園エリア」

かつては倉庫街だったJR桑園駅周辺。
しかし1995年の市立札幌病院の移転や、2002年に大規模商業施設が開業したことにより、街の様子が変わった。

2021年、大手不動産会社「大東建託」が発表した「街の住みここちランキング」では道内第2位になった。

"スーパー銭湯"跡地に新たなマンションも

このマンションのほかにも、別のマンションの建設も進む。

「スーパー銭湯」などがあった札幌市中央区北3条西12丁目には、JR北海道が15階建て分譲マンション2棟の建設を進めている。この近辺には少ない商業施設やフィットネス施設も入る予定で、2025年春の完成予定だ。

付近の住民:
スーパーマーケットは絶対いいと思う。コンビニはいくつかあるけど、マンション街だから高齢者が多いのでいいと思います

また、JR北海道は桑園駅から徒歩5分ほどの社宅を取り壊し再開発する予定だ。規模は1万2000平方メートルに及び、跡地には商業施設や分譲マンションの建設が検討されている。住民のマチの未来への期待は膨らむ。

付近の住民:
人口が多いわりに飲食店が少ないというイメージがあるので、新しい店舗ができたらいいなと思います

付近の住民:
子どもが遊べる施設がもっとできれば。“ママ友”を作りたいので

「街の住みここちランキング2位」の桑園エリア。再開発が進むと、魅力がさらに増しそうだ。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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