航空会社「スターフライヤー」が実証実験を重ねていたサービスが、ついに本格導入。国内初とされるペットをターゲットにした新たな取り組みが始まる。

ペットとともに機内の座席へ

コロナ禍で航空業界が苦境に立たされる中、北九州市の航空会社スターフライヤーが、1月27日から予約受け付けを始めた新たなサービス。

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「機内の座席にペットを持ち込める」という国内の定期便では初めてとされる取り組みで、いよいよ3月27日にスタートする。

ルールは次の通り。

(1)対象は小型のイヌやネコで、1便につき1匹限定。決められた大きさのケージに入れなければならない。
(2)ケージは最後列の座席に置いて、飼い主はその隣に座る。

(3)エサやりは禁止だが、水を与えることは可能。
(4)専用のおむつ着用など、アレルギーがある乗客などに迷惑がかからないような対策を取る。

チャーター便や人件費などを考慮した価格

そして、気になるペットの搭乗料金は1匹5万円。1人分の通常料金4万800円と比べるとペットの方が高い料金設定。これについてペットの飼い主に話を聞いた。

ペットの飼い主:
5万円…結構しますね。率直には高いかなと思います

ペットの飼い主:
今まで、貨物とかでしか入れなかったので。一緒に横に居れるっていうなら、ぜひ利用したいですね。常に一緒にいたいので

1匹5万円の料金設定について、スターフライヤーの担当者に聞くと。

スターフライヤー 経営戦略部・呉愛梨さん:
大手航空会社では以前、チャーター便を運行していたこともあって、そのときの価格を参考にさせて頂いています。また、清掃であったりと、いろいろな手間がかかっているのが正直なところです。少しお高いと思いますが、人間より高めに設定させて頂いています

ペットの同伴サービスは、スターフライヤーの北九州~羽田線のうち1日4便で3月27日から始まる。

(テレビ西日本)

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