女子バスケットボールWリーグは、レギュラーシーズン12週目を迎えたが、新型コロナウイルスの影響もあり、中止となる試合も増えている。
今週唯一行われたのは、岩手県の北上総合体育館での、シャンソン化粧品シャンソンVマジックvsプレステージ・インターナショナル アランマーレ(以下、アランマーレ秋田と記載)の一戦。
GAME1は77-56、GAME2は72-51でシャンソンが連勝を飾った。
シャンソン注目のルーキー 八雲学園コンビが活躍

昨シーズン、アーリーエントリー(将来の活躍が期待される若手選手に、早期に活動の場を提供する制度)で、シャンソンに加入し、即スタート起用だった吉田舞衣選手と佐藤由璃果選手。
今季もルーキーながらチームの中心選手として活躍している。

吉田選手は、来月行われる『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選』の日本代表候補にも選出された。入り出すと止まらない3ポイントシュートが持ち味だ。
佐藤選手はインサイドでも外角でも器用なプレーを魅せる。
吉田選手は拓殖大学から、佐藤選手は筑波大学からシャンソンに加入したが、実は2人は高校時代、八雲学園高校のチームメートだった。再び同じチームでプレーするルーキーコンビが、シャンソン飛躍の鍵を握る。
シャンソンはここまでレギュラーシーズン11勝9敗で8位。プレーオフに進めるのは上位8チームとなっており、ひとつでも多く勝ち星がほしいところ。

レギュラーシーズンの途中、得点源でもあった水野妃奈乃選手が怪我で離脱となったが、キャプテン小池遥選手を中心に戦ってきた。

1年ぶりに現役復帰した藤岡麻菜美選手も、ベテランとしてチームを支え、今回、日本代表候補入りも果たしている。

年々、頼りがいのある選手へと成長を見せる野口さくら選手もこの2日間、2桁得点と勝利に貢献した。
初勝利を挙げたアランマーレ シャンソン戦は連敗で終える
1月15日、東京羽田ヴィッキーズとの試合で今季初勝利となったアランマーレ秋田だったが、この週は連敗となった。
今季チームを引っ張る砂川夏輝選手はこの2日とも2桁得点の活躍だった。

また、アーリーエントリーで加入した、ニアン・ンディ・クンバ選手がGAME2ではスタート起用で10得点の活躍。明るい話題となった。今シーズンからWリーグに新規参入のアランマーレ秋田だが、その存在感をしっかりと発揮している。
Wリーグのレギュラーシーズンは日本代表戦が行われるため、一時中断となる。シャンソンは2月19日(土)にアイシン ウィングスと、アランマーレ秋田はトヨタ紡織サンシャインラビッツと対戦する。
『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選』が、2月10日(木)~13日(日)に、おおきにアリーナ舞洲(大阪府大阪市)で行われる。FIBAランキング8位の女子日本代表AKATSUKI FIVEが、東京五輪銀メダル、アジアカップ5連覇の勢いにのって世界に挑む。

【FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選】
ワールドカップ出場の切符をかけた熱い戦い…フジテレビNEXTで独占生放送!
2/10(木)18:50~21:30 日本vsカナダ(FIBAランク4位)
2/12(土)17:50~20:30 日本vs ベラルーシ(FIBAランク11位)
2/13(日)17:50~20:30 日本vs ボスニア・ヘルツェゴビナ(FIBAランク27位)