ホテル稼働率は10%以下
新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大は観光業界に深刻な影響を与えていて、沖縄県内のホテルでは、ほとんどの修学旅行がキャンセルという事態に陥っている。
那覇市の国際通りに面した「南西観光ホテル」。県外からの修学旅行を積極的に受け入れているが、感染拡大の影響でキャンセルが相次いでいる。
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南西観光ホテル 上原尚彦 副支配人:
まん延防止の1月31日までの予約はほぼ取り消しになっていて、ホテルの稼働率も10%以下という状況が続いている
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2021年12月末の時点で、2022年1月の修学旅行の予約は1800人余りだったが、1月17日の週には全てキャンセル。2月も同様に取り消しとなる見込みだ。
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2021年秋の修学旅行シーズンには延期が相次ぎ、冬休みが明けて年度末を避けられるこの時期が最後のチャンスだった。
南西観光ホテル 上原尚彦 副支配人:
従業員の体制、人材の確保を行っている矢先のタイミングでしたので、今後もまた厳しい状況になります
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観光業にも休業補償を
打撃を受けているのはホテルだけではない、多いときには1日に5000人が訪れる南城市のテーマパーク「おきなわワールド」。
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株式会社南都 宮里尚樹 営業部長:
1月から3月まで、修学旅行も例年並みの予約を頂いていたんですけど…。この数日間でキャンセルが一気にきて、数校を残して全てキャンセルになってしまった
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密を避けるために室内でのイベントを屋外で開催するなど、これまで感染対策を工夫し営業を続けてきたが、爆発的な感染拡大には抗えず1月14日から臨時休業を余儀なくされた。
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それでも人件費などはかかるため、宮里さんは観光業に対しても休業補償などが支援がほしいと訴える。
株式会社南都 宮里尚樹 営業部長:
うちもそうですが、観光を主に受け入れている飲食店などに対しては、補助金の対象外になったり…。そういった状況を認識した上で、今後の施策や予算も含めてやっていただけたらと
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沖縄県は1月17日付で全国の教育委員会に対し、感染防止策を含めた受け入れ体制と、最大限のおもてなしの心でお迎えするので、修学旅行の実施を検討してほしいと文書で要請した。
(沖縄テレビ)