北朝鮮によるミサイル発射を受け、岸防衛相は17日、発射されたミサイルは、最高高度は約50kmで、通常の弾道軌道だとすれば300km程度の距離飛翔、落下したのは北朝鮮の東海岸付近で、日本のEEZ(=排他的経済水域)の外であるとの推定を発表した。
防衛省によると、北朝鮮は午前8時49分ごろと8時52分ごろ、北朝鮮西部から弾道ミサイル2発を東方向に発射した。北朝鮮によるミサイルの発射は2022年に入り4度目。2週間あまりで4度目の発射という高頻度だ。
岸防衛相は北朝鮮の度重なる発射の意図について「目的はミサイル技術の向上にあることは明らかだ」と指摘、「我が国を含む国際社会全体にとっての深刻な課題だ。国連安保理決議の違反であり、強く非難する」と述べた。
また岸防衛相は、日本政府が北京の大使館ルートを通じて、北朝鮮に抗議を行ったことを明らかにした。