愛情が伝わってくる猫の父子2匹の微笑ましい様子を捉えた動画がTwitterに投稿され、話題となっている。
Twitterに投稿された約10秒の動画では、尻尾を真っ直ぐ立てたスコティッシュフォールドの「よもぎ」ちゃん(10ヵ月)が父親のアメリカンショートヘア「わらび」くん(1歳6ヵ月)に近づくところから始まり、懐に入ったよもぎちゃんをわらびくんが前足でギュッと抱きしめて、首もとを優しく甘噛みをしているところで終了した。
よもぎちゃんも安心したように体を預け、わらびくんも柔らかい表情をしており、お互いを信頼していることが伝わってくる。

「わらびパパに甘えに行くよもぎ」
投稿したのは飼い主の「わらよも!」(@WarabiSuperCat)さん。
親子2匹の可愛らしく癒やされるやりとりにTwitterでは「甘えん坊さんな姿がとても可愛いですね」「パパも子煩悩なのね」などの声があり、話題となっている。
わらびパパに甘えに行くよもぎ
— わらよも!アメショわらび&スコよもぎ(Warabi & Yomogi) (@WarabiSuperCat) January 7, 2022
(よもぎは...たぶん女の子かも?まだお医者さんにみていただいていないのでわかりませんが...。) pic.twitter.com/Avp6H7CZcx
実は、わらびくんを飼い始めたときは交配の予定はなかったが、投稿者の奥様がわらびくんの子どもを強く希望し、紹介されたブリーダーの元で1ヶ月間ホームステイをして交配が成功し、よもぎちゃんが産まれたという。
最初はあまり仲が良くなった
そして、よもぎちゃんが産まれてから2カ月経ったころに初対面となったというが、出会ったころからこんなに仲が良かったのか?飼い主の「わらよも!」さんにお話を伺った。
ーーこの光景をみたときどう思った?
本当にほっこりして癒されますね。
ーーこの後どうなった?
ずっと首、腕やお腹など全身をペロペロしていました。よもぎもされるがままで愛情を受け止めているように見えました。

ーーーー最初から仲良し?
初対面は大変でした。交配のため1ヶ月ほどホームステイしたことのあるブリーダーさんの家で対面させると、わらびがよもぎに猫パンチしてしまいました。
1週間ぐらいかけてパパらしくなってきた
ーー初対面からどのように現在のような父性が芽生えた?
最初の出会いは最悪でしたが、日数を重ねるごとによもぎの人懐っこさとわらびへの好意的な態度によって最初は警戒していたわらびが1週間ぐらいかけてパパらしくなってきました。
最初はよもぎの首根っこへの噛みつきが多く、心配だったのですがお迎えから10日ぐらいかけて、だんだん噛みつきからペロペロが長くなっていった感じです。わらびパパがよもぎの様子を見守るように付き添うこともあります。

ーー他の愛情表現はある?
愛情表現としてよくあるのは鼻の突き合わせです。同じおもちゃで交互に遊んだり、ふたりとも興味津津タイプなので、お互いの行動が気になって、一緒に行動していることが多いです。大人なわらびが餌やおもちゃをよもぎに譲ったりしているのも愛情表現かもしれません。
ーーお互いのことをどう思っていると思う?
どうやらオス猫には自分の子供という概念がないらしいので、自分の子供という意識はなく、わらびはよもぎを可愛らしい子猫だと思っているでしょう。おそらく子猫にも父親という概念がないと思いますので、実の父と認識できていないと思いますが、大好きなお兄さん?なのかもしれません。

わらびパパはツンデレ よもぎは人懐っこい
ーー2匹の性格は?
わらびはアメショらしく少し野生が残っている印象です。だっこが嫌いですが、人の近くにはいたいというツンデレ。普段も高いところにひとりでとどまったり、寝るときも一人で寝たいようで、ひとりで行動したい派のようです。
一方、よもぎはスコらしくとにかく人懐こいです。人間のことも好きなようで、いつもご機嫌でゴロゴロしています。身体は小さいですが、その分すばしっこく、わらびと追いかけっこしても遜色ありません。比較的、よく鳴きますね。

ーー普段の様子は?
マイペースで生きるわらびとパパが大好きなよもぎという構図です。既にわらびは去勢していますし、すこし甘えん坊になってきて、おっとりしてきています。去勢・避妊していない小さい子のほうが活発なので、よもぎがエネルギーを持て余しています。よもぎが遊んで~とニャーニャーしてきます。
ーー反響についてどう思う?
どうやら猫で「父子」という組み合わせがヒットしたようで、確かにその組み合わせをあまり見なかったことと、イクメンという時代のキーワードにマッチしたというところがツボだったと思いました。

初対面は猫パンチをしてしまうほどわらびパパも警戒していたが、よもぎちゃんが人懐っこく好意的な態度で接しているうちにわらびパパも徐々に心を開いて、今ではおもちゃや餌を譲るなどお父さんらしい一面も見せている。これからもパパの愛につつまれながらすくすく育ってほしい。