お揃いの服で“100人超え”大音量ダンス

突然中国のショッピングセンターに現れた奇妙な集団。大音量で音楽を鳴らし、100人を超える人々が揃いの服を着て行進している。

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この謎の集団の正体は“暴走団”と呼ばれている。一風変わった行進の目的は“健康維持”。実はグループでウォーキングをしていたのだ。

「1・2・3…4!」「1・2・3…4!」

かけ声とともに“暴走団”はスピーカーを使用して大音量で音楽を流しながら集団で隊列を組み、まるでダンスをしているかのようだ。

さらに、大音量でグループが集まって踊る“広場ダンス”が騒音被害を招いているとして社会問題となっていた。

中国・全人代で“規制強化”法案を審議

こうした中、中国の国会にあたる全人代の常務委員会は、公園や広場などの公共の場で国などが規定した音量レベルを超える騒音を出すことに対して規制を強める法案を審議している。また注意を受けても違反行為を続けた場合は罰金を科すことも提案されている。

“暴走団”をめぐってはこんな迷惑行為も…

中国のSNSに投稿された動画では、広場で音楽を演奏する人々の目の前に、突然“暴走団”が現れ、演奏者と観客を無視するかのように目の前を通り過ぎていく。

また別の動画では、止めてあった自転車を、邪魔だとばかりに手でなぎ倒して知らん顔。

公共の場で騒音を出す“暴走団”などを規制する法案の審議は12月24日まで行われる予定。

(「イット!」12月23日放送より)